アーグラの夜猿– tag –
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【アーグラの夜猿】それから
最初から読む→【アーグラの夜猿】1日目 6月27日〜7月4日出来事をお伝えしました。 長い文章なのに最後まで読んで頂いてありがとうございます。 たった1週間の出来事ですが、 みてお分かりのようにわたしにはあの国に半年いたような気さえします。 どれだけ... -
【アーグラの夜猿】インド7日目④
「いい対戦だなぁ」 W杯南アフリカ大会アルゼンチン対ドイツの試合。 ガンジー国際空港のコーヒーショップ店内にテレビが設置されている。 そしてその大型テレビジョンからは好カードが流れている。 来るときに一応一通り録画して来たけど生で観たい試合。... -
【アーグラの夜猿】インド7日目③
「そろそろ時間だ。」 時間まで女の子とホテルのレストランで話していたがそろそろ時間だ。 「シール貼ってあげようか?」 仲良くなるため、コミュニケーションを取るきっかけとして女の子が持ち歩いてるシール。 ホテルの従業員にも選ばせては貼ってあげ... -
【アーグラの夜猿】インド7日目②
「彼らが『ボートに乗らない?』って聞いてるけどケンジはどうする?」 タージ・マハル内で写真を撮っていたら韓国の女の子に聞かれた。 タージ・マハルは朝早くから人々で賑わっていた。 金髪の熟年夫婦、 家族連れ、 みんな重そうなカメラを首からぶら下... -
【アーグラの夜猿】インド7日目①
韓国の女の子とタージマハルに向かう。 朝6時だ。 今日はしっかり門が開いていた。 観れる時間は3時間しかない。 女の子は時間に余裕があるし今日チェックアウトしないでもいいのだが一緒に来てくれる。 ゆっくり観光すればいいのだがそれを踏まえてわざわ... -
【アーグラの夜猿】インド6日目⑤
この夜から翌日の朝までに起きた出来事を僕は今でもはっきり覚えている。 このことをわたしは一生忘れないだろう。 次へ -
【アーグラの夜猿】インド6日目④
ホテルを出て、ゲートを出るとすぐリクシャーが話掛けてきた。 「どこまで行くんだ?」 無視。 ヘイジャポン! 無視。 ただ無視するにしてもアーグラフォートまでの相場だけは知っておいた方がいい。 乗るつもりはさらさらないが参考までに聞いてみた。 「... -
【アーグラの夜猿】インド6日目③
女性はウンチャオという名前で1人でインドを回っている。 そして今後2ヶ月掛けて回るらしい。 昨晩アーグラに着きこのホテルにチェックインしたという。 『バックパッカー』 あんまりずっといてこの子の今日のスケジュールを崩してしまうのは悪い。 ウンチ... -
【アーグラの夜猿】インド6日目①
朝5時40分。 タージ・マハルを早く見たい。 デジカメは昨夜充電した。 ガイドブックをポーチに入れて少しのルピーをポケットにしまう。 部屋に鍵を掛けて1階フロントまで階段で降りて行く。 階段の勾配が急だからか、焦る気持ちからか、 前のめりで降りて... -
【アーグラの夜猿】インド6日目②
わたしは1人ホテルのレストランで瓶のペプシを飲んでいた。 『飲んでいた』というのはちょっと間違えかもしれない。 昨日から何も食べていない。 インドの食に対する衛生面を信じられないわたしはペプシを『食べて』いた。 わたしにとってペプシは『朝食』... -
【アーグラの夜猿】インド5日目⑥
アーグラカント駅に着く頃には辺りは真っ暗で時刻は20時過ぎを指していた。 暗い中駅からタージ・マハル近くまで行き、ホテルを探さなくてはいけない。 電車は「予定通り」遅れた。 インドでは電車に乗るまでも大変。 駅構内を歩いていると小さい子供に金... -
【アーグラの夜猿】インド5日目⑤
ガンジー空港からニューデリーに出るにはバスかタクシーかリクシャーに乗らなければならない。 初日インドに着いてすぐそうしたように僕はニューデリー行きのバスに乗ろうとした。 国内線のバス乗り場は国際線のそれとは違い空港から少し離れた場所にある... -
【アーグラの夜猿】インド5日目④
タクシーは予定通りバラナシ空港に着いた。 わたしはこの『予定通り』を信じていなかったが運転手は「ほら、着いたろ?」と自慢げな顔をしてみせた。 わたしはスムーズに運ばせてくれたお礼にチップをあげようとしたが次にこのタクシーに乗る日本人がチッ... -
【アーグラの夜猿】インド5日目③
「この運転手はインド人なのにクラクション鳴らさないなぁ。」 タクシーの後ろの席に座りながら不思議に思っていた。 プーー! あ。鳴らした。 運転手の右手をよーく見ると右手の親指の腹の根元。「ふかふかな所」で鳴らしている。 鳴りやまないクラクショ... -
【アーグラの夜猿】インド5日目①
「これ日本人みんな買うよ!これはガネーシャ!これはシヴァ! みんな買うよ!え?100ルピーだ!高い?高くないよ!みんな買うよ!」 「成る程そーゆーことか」とわたしはガンジス川を行くボートの上で思った。 その日朝5時のボートに乗る。 フロントの前... -
【アーグラの夜猿】インド4日目④
休みのヨガスクールからホテルに帰ると「部屋を掃除した者がTシャツを持っていった」とパパに告げられた。 わたしはその人がいつ返しにくるのか尋ねた。 「今日はもう帰ってしまったから明日。」 「明日?そいつの家はここから近いのか?」 「近い。」 「... -
【アーグラの夜猿】インド4日目③
右足の親指と人差し指のサンダルの支点となる所の皮が剥けている。 靴擦れを起こしている。 舗装された道路がないバラナシではサンダルで砂地を歩く。 わたしはどうにかその支点を爪先側にずらす事で対処してペタペタ歩く。 「お兄さん!お兄さん!昨日の... -
【アーグラの夜猿】インド4日目②
今日しなければいけない事。 明日から最終日までの全ての交通機関のチケット取得。 「その前にご飯食べにいくか。」 Tシャツが朝5時には下のベランダにあったのに10時にはなくなってた。 フロントも「知らない。」という。 わたしはホテルの従業員や下の階... -
【アーグラの夜猿】インド1日目③
インドの電車は遅れる。 それも10分とかではない。 2時間〜4時間、場合によっては8時間遅れる。 わたしは全日程の鉄道の予約を日本で済ませればよかったと後悔していた。 日本でインドの鉄道会社の予約サイトにアクセスすると重くてどうしてもE-チケットを... -
【アーグラの夜猿】インド4日目①
暑いから起きた。 どうやらまた停電になっているみたいだ。 時計は朝10時を指している。 寝覚めは良くはないが体はもうこれ以上の休息は望んでいない感じだ。 腹を下さなかったことから判断すると昨日食べたイーバカフェの全ての食材は「大丈夫だった。」...
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