今まで訪れた国々の話– category –
こちらは「もりたけんじが今まで訪れた国々の話」のカテゴリーです。
旅はわたしに気付かせてくれました。
たとえ海外に行かずともあなたの周りにいる価値観が会わない人を理解する事。
それこそが旅である。
旅は続けなくてはならない。ってね。
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インド
インド3日目⑦
0486 0493 これはただのあぜ道ではない。 渋滞は常態化している。 信号もない、ルールもないオールドデリーへの一本しかない動脈線は所々で瘤を作っている。 異臭はアラカシャンロードを北に行くほど鼻に突く。 0494 「あそこらへんには行かないほうがいい... -
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インド3日目⑥
「10ルピーだ!10ルピーで行け!!」 「メーターが18ルピーから始まるのに10ルピーで行けるか!35だ!」 「そしたら20だ!ここまで20で来たんだ!同じ距離で増えるのはおかしいだろ!」 「オーケー。わかった。20でいいから。。」 「20で行けるじゃねーか!... -
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インド3日目⑤
2人の間にはまるで河川が流れているかのようで、 その幅はもしどちらかが後ろに下がり、助走してきて、それを飛び越えようとしてもこちら側には片足も、爪跡を残すことも出来ず余裕綽々で落ちる。 わたしとがたいのいい男はそのくらいの距離で言い合ってい... -
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インド3日目④
グルザーと別れた後わたしは暫く市中を放浪した。 0427 どうにか気持ちを整えようとして何かに飢えたように被写体を探しシャッターを切った。 被写体の彼等は「やあ」と首をちょっと横に傾ける。 挨拶を返したり、「おい!カメラマンだぞ」と仲間を呼んで... -
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インド3日目③
「お前は結婚しているのか?」 「結婚はしていない」 「何歳だ?」 「32だ」 「わたしと同じ年じゃないか!笑 !日本のどこから来た?」 「東京だよ」 「そうか、わたしはベンガルだ」 「ベンガル?」 「いいところだぞ?マンゴー畑がたくさんあるんだ」 ... -
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インド3日目②
グルザーは自分がわたしと目が合う前から叫んでいた。 なんだ?どこからだ? 何年来も疎遠だった地元の旧友と再会を果たしたような「Frend!!!」でわたしを呼び止めた。 その距離の縮め方に圧倒されているうちにわたしは握手をされていた。 グルザーの手は... -
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インド3日目①
クラクションの音で目覚める。 小窓から射す光が部屋に朝を伝えている。 昨夜ニューデリーに着いたわたしは行く当てもなく1日目の宿に帰ってきた。 宿泊料金を知っているし場所も知っている。フロントの人も知っている。 この「既に知っている」ということ... -
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インド2日目⑦
雨上がりか。 0401 照明がないオールドデリ駅前は暗くて何がなんだかよく分からない。 とにかく動こう。駅前でツーリスト丸出しはやめよう。カモにされる。 「お前はどこに行くんだ?」 リキシャーから頻繁に投げ掛けられるこの言葉はわたしをイラつかせる... -
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インド2日目⑥
先程から2段ベットの下から排水溝の汚れをポンプで吸い上げてるかのようなイビキが聞こえてくる。 あのインド人だ。下で食事してた。 真っ暗な車内はたまに外から漏れてくる光で薄暗くなる。 ここの寝台列車はクーラーが効きすぎている。 寒い。 わたしは... -
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インド2日目⑤
「何してる!あれだ!!早く線路に飛び込め!」 わたしは駅員に急かされると衆人環視の中線路に飛び込んだ。 アミ、アメベス、セミはわたしがハリドワード駅前で腰を下ろしていると隣りに座ってきた少年達で、 14歳ぐらいに見える彼らは「come with me!!... -
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インド2日目③
「あなたもリシュケシュに行くの?」と彼女は話し掛けてくれた。 同じ列車に5時間も乗った後にハリドワードに着きまたバスターミナルで会う。 「ここで待っているとリシュケシュ行きのバスが来るようだよ」 わたしは何台もの停まっているバス一台一台に「... -
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インド2日目④
「お前はコレを知ってるか?」 7月15日インド北部を襲った大洪水はわたしがこの旅を始める前に起きた災害で 世界的なニュースとしてよく知っている。 今はあれから2週間程経っていて、 連日インドのテレビは被害状況を伝え、 新聞の見出しは大きな字体で紙... -
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インド2日目②
これはなんだろう。 Img 駅構内にある電飾が賑やかな自販機のような物の前で眺めていると たまに人がその上に乗って「ガッチャン!」と何やら起こった後 受け取り口から何かをもらっている。 0166 「体重計か」 受け取り口から重さが記載されたものが出て... -
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インド1日目⑥
やっぱりおかしい。 わたしは部屋のベットに仰向けになり、 天井の塗装が剥がれ、根元がむき出しで折れそうなシーリングファンに注意を払いながら ある不安に駆られている。 フロントにパスポートを預けたのだが返してもらっていない。 そもそもなぜ明日の... -
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インド1日目⑤
この鍋は何を沸騰させているのだろう。 チャイか。 わたしが先程「200ルピーのゲストハウスはここら辺にあるか?」と適当な男に尋ねると男は心当たりがあるのか「こい」と無愛想にいうとわたしがついて来ているのか確認もせず進んでいく。 狭い道をどんど... -
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インド2日目①
0125 4時40分起床。 窓から吹く風が汚い麻カーテンを揺らす。 どうやら興奮しているせいか深い眠りにはつけなかったみたいだ。 この部屋は残酷だ。 部屋の鍵はいわゆる南京錠式なのだがドアとそれを受ける部屋のツガイ部分が 合わない。 また扉は扉で始末... -
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インド1日目④
「名前は?」 「●□%&%!#”!」 このガッシャンガッシャン鳴り響く車中で今一度わたしが名前を確認すると、 「そうだそうだ。」当たっていると 運転手は後ろを振り向いて笑いながら教える。 「危ないから早く前を向け」 リキシャー運転手は「ファサイ」... -
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インド1日目③
この見覚えの無い風景はどうやら反対側で下ろされたみたいだ。 ニューデリー駅周辺は東京駅のそれのように「反対側」に行くにはそれなりに回り込まないといけない。 わたしはとにかくメインバザーの方に行きたかった。 それは以前訪れた際に歩き回った方面... -
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インド1日目②
ガンジー国際空港到着口を出たわたしはニューデリー駅を目指す。 ローカルバスは電柱に「CityBus」と書かれていてニューデリーまで75ルピー(150円)。 「いいか?ニューデリー駅に行きたいんだな?ガバメントタクシーを使え。(政府公認のタクシー)すぐそ... -
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インド1日目①
路側帯には捨てられた無数の包装紙や牛の糞が水溜りの上に浮んでいる。 その汚泥は得体の知れない何かを含み、形をいびつにして、深い灰色の汚水の上に浮かび、随所にある陥没した箇所や、側道に溜まり、それはこの先道々続く。 先程の豪雨であたりは水浸...
