タイ4日目①
おはようございます。
タイ4日目①
顔脂っこい。
背中が痛い。
手が汚い。
2時間おきに目が覚めた。
今朝は人が集まり、
バスが集まり始める音で起きた。
タイ4日目①
バスターミナルのコンビニも開店した。
タイ4日目①
石鹸と朝ごはんのポテトチップスを買い、
汚いトイレで顔と髪の毛を洗う。
さっぱりして気持ちがいい。
こんなにも洗髪が楽なのかと丸刈りにして正解だったと思う。
6時30分。
にぎやかになってきたのでチケットを買おうとする。
「アランヤプラテートまで。チケット1枚。」
「アランヤプラテート?ちょっと〜さん!」
誰かを呼ぶ。
どうしたどうしたで男性が喋りながら来た。
男性が「アランヤプラテート?アランヤプラテートならバス停が違うぞ?」と問題発言する。
勢いそのまま
「ミニバンで行きたいのか?」
「いや、ミニバンでは行きたくない。バスで行きたい。」
なんでバスターミナルで待っているのにミニバンで行かすんだよ!という想いだ。
「オーケー、オーケー、モトサイで行ける!おーい!」また誰かを呼ぶ。
なんでオーケーなんだよ。すぐ呼ぶな!
「何だ。何だ。」でおっさんが来る。
おっさんがおっさんに言う。
「アランヤプラテートまで行きたいそうだ。」
「オーケー。オーケー。近くにバス停がある。乗りな。」
「バス停?」
「そう。そこにミニバンがある。」
さっきと一緒!
だからバスで行きたいんだって!
「いやいや、俺はここで待っていれば次のバリューまで行くバスがあると聞いた。」
「バリュー?バリューに行きたいのか?」
「アランヤプラテートだ!」
「じゃぁこい!乗れ!ミニバンか?」
「バスだよ!」
「アランヤプラテートまで行きたいんだろ?」
「だから!最終的にはアランヤプラテートに行きたいんだけどバリュー経由で行きたいんだよ!俺はここで待っていれば7時16分にバスが来ると聞いて昨日からずっと待ってるの!」
「バリューに行きたいんだな?」
「そうだよ!」
おっさんは自分を呼んだおっさんに
「こいつはバリューに行きたいそうだぞ?」
「え?アランヤプラテートに行きたいって言ってたぞ?」
「バリューらしい。」
「なんだバリューか。」
この『遊び』
アランヤプラテートに行きたい。
じゃぁバス停が違う。
乗れ!ミニバンだ。
ミニバンノー!バス!
アランヤプラテートに行きたいんだろ?
バリューだ。
バリュー?アランヤプラテートは?
行きたいよ!
じゃぁ乗れ!ミニバンか?
この遊び。
30分ぐらいしてた。
どんだけミニバンでアランヤプラテートに行かす気なんだよ!
バリュー経由でアランヤプラテートに行きたいの!
お前らどうせツアー会社の奴だろう。
バス停で待ってる外国人を横取りして自社のミニバンに詰め込んで儲ける気だろう。
いろいろあったが、ようやくバリュー行きのチケットを買ってベンチで待っている。
チャンブリ〜バリューまでは1時間掛かり32バーツ。
コンビニから出てきたオレンジ色の宗教服を着た乗座仏教のお坊さんがじっとこちらを見ている。
俺が坊主頭だからかもしれない。
向こうも向こうで「あの仏教のお坊さんリュック背負ってどこいくんだろ?」と思っているのかな。
今朝は寒い。
半袖だとクーラーを直接浴びているような寒さだ。
バスに乗り込んでようやく移動できる。
ちなみに昨日は真っ暗でどういう所で寝ていたか分からなかったが、
夜が明けて判明。
タイ4日目①
この灰色の所で寝た。
背中痛いベッドだった。
絶対にタイのバスではタイポップミュージックを流している。
それは運転手の趣味によるチョイスだと思う。
年配の運転手は民族曲。
若い運転手はノリがいい曲。
アランヤプラテートまでの道はすぐ脇に茂みがあり、田んぼや民家が建ち並ぶ道路はコンクリートになっている。
凸凹ではないが道路の継ぎ目で車体が上下に揺れる。
足は伸ばせず楽な格好ではない。
途中所々でバスストップというよりはガソリンスタンドのような所に入り人を乗せるし、
なんにもない所に急に停まったと思ったら後方のドアが開き乗客が降りて行く。
日本にみられる「降ります」合図もないのにどうやって運転手と意志疎通しているんだろう。
周りのタイ人と目が合う。
よくある事だがタイではこちらと目が合っただけでも笑顔を作ってくれる。
「微笑みの国」と言われるゆえん。
こっちが手を合わせてお辞儀をすると「まさか!そこまでやるのか!」というような風な感じで笑いゆっくり合掌する。
手を合わせる相手には自然と反射的に手を合わせてしまうんだろうなぁと感じる。
僕を仏教徒だと思っているのかな。
この手を合わせてお辞儀をする意味は何だろう?
タイ4日目①
バスから見える風景はこのような草原と林が大半で、
中でも痩せている木々が多い。
タイ4日目①
これは何だろう。
植林かな?
11時45分。
タイ4日目①
チャンブリから3時間以上掛かった。
やっとバリュー経由でタイとカンボジアの国境のタイ側の街アランヤプラテートにたどり着くことができた。
タイ4日目①
これから陸路でカンボジアに入国する。