よくつるむ仲間に独り言を言う奴がいます。
小さい声でボソボソ喋るのもイラつかせる原因ですが、そいつは突然全然関係のない話を急にしてくるのです。
それも『全然話違うけどさぁ』のような前置きがあればこちらは聞く態勢ができるのですが、一切なく切り込んでくるのです。
しかも全てが私的な話しなので自分達は『知らねーよ!』としか返せません。
その日、
僕とそいつ(仮にどどんぱ半澤としておきましょう。)と別の奴、3人は電車で帰っていました。
別の奴からも『今日のお前、独り言多すぎ!』と注意されていたそいつは何を悶々としていたのか、
かなり込み入った真剣な話しをしている僕と別の奴の会話に、全くそんな話もしていないのに、急にこう割って入ってきました。
『あのさぁ、これは独り言じゃないんだけどさぁ、俺さぁ、48時間寝てないんだよね。』
しらねーよ!
しらねーよ!
(二人同時に)
『これは独り言じゃないんだけどさぁ、』という前置きがこの世にあった事も驚かせましたが、何より人の話しの腰を折ってまで伝えたかった私的すぎる切り口に、先程別の奴と電話で話をしていて『そういえばあの時のアレは何だったんだろう』となり、思い出して久しぶりに腹痛くなるまで笑いました。
伝え方うまくなくてすんません。
あー楽しかった。