先日の熱海温泉で落語みたいなオチがついたので報告します。
2つ同時には叶わない。
という事です。
元ハンプトン滝野元気はかなりの温泉好きです。
国道1号を下る道中
『温泉っていうのはさぁ』から始まり、『正しい温泉の入り方』『温泉とは』『温泉と僕』みたいな話を延々されました。
あー、そんな楽しみなんだなあ、なんて思っていました。
『梅雨前最後の晴れ』ともいわれていたその日、
心地よい暑さとまんべんなく照りつける日差しに
元気は『焼こうかなぁ』とバイクの後ろでシャツのボタンを外し、袖から腕抜いて、白いタンクトップ一枚になりました。
途中箱根の山は一車線道路工事をしていて、その為僕らの二人乗りバイクは一旦停止していたのですが、
「無線で僕らを行かせていいか確認する交通誘導のおじさん」が、
あまりの軽装で山を越えるタンクトップ姿の元気を見て、『地元の人?』と聞いてきた一幕もありました。
どうやら念願叶い色白の元気の肌は箱根の山を越え終えた頃には肩から腕にかけて真っ赤に焼けていました。
『おー。焼けた焼けた。』なんて喜んでた元気。
これで好きな温泉。
2つの願いが叶う。
ただ2つ欲張ったのが失敗でした。
『いやー長かった~』
で到着した温泉。
フロントで会計を済まし、大浴場の暖簾をくぐり、脱衣所で裸になって、『いぇーい!』なんて言いながら浴場のガラス戸をガラガラ開け、置いてある洗面器に掛け湯を入れ、温泉好き滝野元気が頭からそれ浴びたら、
『いててててー!』
遠路はるばる4時間掛けてきた大好きな温泉を彼は『肌が痛い。マジやばい』と10分で出ててました。
落語みたいなオチです。
あと余談ですが、
箱根峠の途中でタンクトップ姿になった元気。
そのタンクトップの柄のあまりのダサさに『だせーなぁ』と森田が笑うと、元気は四角い顔をさらに鋭利にして『お前何言ってんだよ!!ストゥーシーだぞ?』と、これを言えば誰もがひざまずくだろ?みたいな語気で押しつけてきました。
僕は肩部分がないタンクトップの肩を持っている人を初めて見ました。