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自分の気持ちをストレートに相手に伝えるにはどうも趣に欠ける。
じゃぁちょっと趣向を変えて伝えてみよう。
これが「狙い」だったら相当「粋」なんですが・・・。
今日僕は新宿バイタスという劇場までの道順をある人に電話で教えていました。
どうやらその人は新宿西口には着いたのですが、
例のコンクリートジャングルにのみ込まれたらしくどこをどう行けば劇場に辿り着けるのか分からない様子でした。
「今何が見えるの?」
「今まだ外じゃない」
「じゃぁ外出たら電話して」
「うん」
「出た?」
「出た。」
「何が見える?」
「ハルク」
「ハルクか」
「ヨドバシある?」
「ヨドバシある。」
ハショリますが、 なんやかんやお互いのやり取りありまして。
僕が「大ガードの交差点を真っ直ぐ200mぐらい行くと左手に『ampm』が出てくるからその前の工事している通りを左に曲がったビジュアル系CDショップの地下だよ」というと、
その人は 「分かった。分からなかったら電話する。」 と一旦電話を切りました。
暫く 大丈夫かな?変な方向に歩いてないかな。 と心配していますと、
電話が鳴りました。
うわっ、間違えたんだと思いながらとると、 その人はやや疲れた声で、
「もりけんさー、着いたんだけどさ、『ampm』じゃなくて『サンクス』だったよ。」 と言われました。
この、道を教えてくれた人へ感謝したくても素直にできない気持ち。
自分の詰めの甘さが出てしまった訳ですが、 ただこの話、 お互い気持ちよく終われるように無理矢理落とし所を作りますと、 こーゆうのはどうでしょう。
その人は既に『ありがとう』と言っている。
「サンクスだったよ。」て