自分も人から薦められたのですが乙一(おついち)の作品は登場人物、環境の設定が変わっています。
『SEVEN ROOMS』
目覚めたらコンクリートの部屋に姉と閉じ込められていて、一日に一回、部屋の真ん中を流れている排水溝から●が流れてくる。
『そ・ふぁー』
ソファーに座るお母さんとお父さん、その真ん中に座る僕。僕がお父さんと話していると、お母さんは『何一人で話しているの?』
と言い。おとうさんは『おまえ誰と話しているんだ』と聞いてくる。
テレビでやっていた心霊番組では『死者は自分が死んでいる事に気付かないで家に帰ってくる』という、
『陽だまりの詩』
主人の墓を掘る為にだけに生まれてきたロボットが次第に人間の『生と死』『存在意義』について考えられるようになる、そして主人、愛する人が亡くなった時・・・。
『血液を探せ!』
交通事故で痛みを一切感じない病気になってしまった男がある日目覚めると、
大量の血が付着していた。いったい何があったのか、
『神々の言葉』
学があり、評判高い母親はなぜ『猫』と『サボテン』の区別がつかなくなったか・・・。
他にも
『Closet』『カザリとヨーコ』など雨の日に耽るにはぴったりの作品(映画にもなった)が収録されています。