普通飲食店のユニフォームといったらその店のコンセプトに合わせて、お互いの士気を高めるものだったりする。
ここのシュウマイのお店。
従業員10人ぐらいいるけどみんなこのTシャツ着ている。
写真を撮ってたら周りの韓国の方々に
「何この日本人。どこがそんなに珍しいの?」
みたいな顔される。
明洞(ミョンドン)に射撃場がある。
そこの射撃場は沢山のピストルから自分が使うものを選び実弾を発砲できる。
日本円で3000円程。
当たり前だが僕は拳銃を持ったことはないし、撃ったこともない、日本にいたらまず体験できない事だ。
ただ僕がどうにも今一歩踏み出せない理由はこの看板のせいである。
これは僕の性分なのだが、これが店頭にあって「じゃぁ体験しよう」とはならない。
外国から韓国に来てどうもまんまと「ハマった」感じがして嫌だ。
こういうのが押し付けがましい看板が韓国には多い。
これをやらなきゃ韓国に来た意味がない!
これ日本人みんなやってる!
みたいなの。
こちらの「ナンタ」もそうだ。
まな板の上で野菜をダイナミックかつリズミカルに切る芸術舞台。
これを見なきゃ損する!みたいにガイドブックに載っている。
こーゆうのはどうも。
僕は射撃場が「もうちょっとさりげなく存在していたら体験しやすかったのになぁ」
と思いながらその場を後にした。
ミョンドンは昨晩着いた時とは打って変わって人々でごったがえしている。
![明洞の入り口](https://kenjimorita.jp/wp-content/uploads/2010/11/p1020508-225x300.jpg)
この女性の感じ。
妖艶で。
明らかにエロ本だと思い開いてみる。
![韓国のクロスワード](https://kenjimorita.jp/wp-content/uploads/2010/11/p1020503-225x300.jpg)
クロスワードかーーい。
まんまと引っ掛かったわ。
それにしても韓国の男性は本当に性の処理はどうしてるのか疑問だ。
風俗も見当たらないし
エロ本もないし
レンタルビデオも見ていない。
どうなっているのだろう。
今度聞いてみよう。
「ここら辺に銭湯ないかなぁ?」
歩き続けて汗もそうだし、ちょっとリフレッシュしたい。
昨晩から今、夕方までずっと歩き続けている。
ミョンドンをナンデムンの方へ歩きながら尋ねる。
普通日本の衣料品店はお客さんが来たら「いらっしゃいませ〜。」
とすぐ気付くものだが
韓国は違う。
韓流ドラマに夢中でここまで僕(お客さん)が来ても気付かない。
写真の音でやっと
「あら」みたいに振り返る。
でも接客する気はない。
僕を確認してもまだ見続ける主婦に僕が普通を装い「ドラマ?」と聞くと
「そうそう」と言ってまた見入っちゃってる。
あ、お店の人ドラマ見てるのか。
邪魔しちゃ悪い。
帰ろ。帰ろ。
って
わしゃ客やぞーーっ。
韓国人は本当にドラマが好きなのかもしれない。
「ここら辺に銭湯ありませんか?」
僕は言われた方向に足を進める。
これから南大門(ナンデムン)の方に向かおうと思う。