どこにいってもそうだけど、空港からでてから門内になるのは中心市街へどうやっていこうか?ということだ。
バーレーンはどうしてもタクシーを使わないと難しいらしい。
歩いてはいけないということだ。
ただわたしは空港で待ち受けるタクシー運転手の客引きに嫌気が差していたし「絶対に乗らない」と意思を固くしてしまう。
空港敷地内で客寄せが多いのでそこを出て歩きながらタクシーを捕まえようとすると
それはさらに難しい。
なぜなら空港から歩いてマナーマ市街へ行く人はおらず、
タクシーはみな客を乗せているからだ。
このバーレーンという国は車社会で、誰もが車を持っているような感じがする。そしてバイクを乗っている人もいないし、
高級車が往来している。
いった方なら分かるが、誰もが驚くほどのスピードを出して運転している。
わたしは自分の意固地を呪いながら市街に歩き始めた。
歩き始めて5kmぐらいで分岐点にさしかかり、
やもなくヒッチハイクをすることにした。
ただ先程も言ったように、120kmほどのスピードを出している車をヒッチハイクで止めるというのは難しい。
赤信号のところでまち、止まるための徐行をする相手に対してやった。
親切なイスラムの民族衣装を着たおじさんの車に乗り込んだ。
車内ではコーランが流れていた。