洗ってこーい。です
最近部屋に後輩1人同期1人、足が臭い後輩1人来ました。
僕の部屋は絨毯を敷いていないのでお客さんが来たら簡単な布団をテレビの前に敷いています。
そしてさらにその日は熱帯夜だったので窓を閉めて、クーラーを16℃に設定し、送風を強にして最高のお持て成しをしました。
そして交替交替でサッカーゲームをしたのです
その足の臭い後輩は
ゲームが終わる度「森田さんの番ですよ?」とテレビの前をどいて席を譲るのですが、
そいつのどいた後の敷き布団は足の裏の汗を吸っているのでしょう、まぁ臭くて、「俺いいや。」と暫らくパスしていたのです。
それでも、
「森田さんの番ですよ?」と無邪気に報告してくるので僕は「じゃぁ1試合だけ、」と足の臭い後輩のどいた敷き布団の上に座るのです。
座ってみるとまぁ臭くて、
世界が鼻を曲げる臭さじゃありませんか。
草木が枯れる臭さじゃりませんか。
ある意味人間国宝じゃありませんか。
「この敷き布団で俺は寝るのか」と思うと僕は涙が出てきそうになり、部屋に充満した匂いに「いっそ首をくくろうか」、「アメリカ大使館に逃げ込もうか」迷いましたが、僕はクーラーを止めて、窓を全開して、空気の入れ替えをする事で解決しようとしたのです。
社会権の中の一つ「生きる権利」です。
するとその足の臭い後輩は「暑いですね~、クーラー止めちゃったんですか?付けましょうよ!」
と誰もが心の底から願っている「夢」を言うじゃありませんか。
コンビ名“足”に折れた僕は「そうだな。暑いもんな。」と、最後の一縷の望みが断たれると渋々窓を閉め、奈落の底へ落ちていくのでした。
洗ってこーい。