龍山(ヨンサン)から明洞(ミョンドン)までタクシーを使う。

タクシーの運ちゃんが「着いたぞ。」と乱暴にいう。
着いたのなら「着いた」のだろう。

ここが本当に明洞(ミョンドン)かは分からない。

釜山(プサン)かもしれない。

僕は『「明洞だ。」と言われた所』に降ろされた。

ヨンサンからミョンドンまで幾らが適正価格か分からない。

韓国人の国民性を信じて言われた料金を素直に払う。

ここが明洞(ミョンドン)。
にわかに信じがたい。

明洞は「韓国ファッション最先端の街」だという。

日本でいう渋谷だという。
僕は午前2時半すぎに着いた。

辺りは真っ暗。

店前に出されているゴミを回収しているゴミ収集業者。

はしご車のようなものでファッションビルの看板を変えている作業員。

さて、どこに行こう。

元祖ビビンバのお店「全州中央会館」に行こうか。

腹減った。

ガイドブックには「中区忠武路1街24-11」と載っている。

って、どこだろう?

そこの植木に座りながら「当たり前に韓国語で話している女の子2人組」に尋ねる。

オーケーオーケー。

何言ってるか分からないが多分「知らない。」と言っているっぽい。

「センキュー、センキュー。」

「元祖ビビンバ」の店を知らないのか、、

有名じゃないのかな?

英語が全く通じなかったな。

あ。あんなところにセブンイレブンがある。

日本でお馴染みのマークは僕を安心させる。

縦線だ。
韓国のセブン

ミョンドンのメインストリートはどこか店員に聞いてみる。

モップで店内を掃除しているお兄ちゃんが「アニョハセヨ〜」と言いながらレジに来てくれる。

年齢が若い韓国の人は英語を話せるみいだ。

20代前半とみられるお兄ちゃんは棚から両手を伸ばしてもおさまらない大きな地図を折り目をのばしながらレジに広げてくれる。

「オー!センキュー、センキュー!」

「ヒアー、イス・・・。」と指で現在地を教えてくれる。
僕は今ロッテ免税店前で右往左往していた事が分かる。

「オーケーセンキュー。」で別れたが
しばらく歩いているうちに方向がわからなくなってしまった。

ガイドブックを開く。

道路上の案内版や地下鉄駅の名前はハングル文字で何を言ってるのか全く分からない。

ガイドブックの地図もハングルで書かれていて何言ってるのか分からない。

皆さんはハングル文字を思い出してください。

ハングル文字は□(四角)や○(丸)に棒線が引っ張ってある。

そこにちょこんと「棒線」が付いていたり。

「棒線」が跳ねていたり。

ハングルはその位置がどこにあるかで「文字」と成している。

馴染みがない日本人には「記号」に見えるだろう。

あるいは「虫」みたいだ。

この「ハングル文字が記号みたいだ。」というのを踏まえて、

今僕はガイドブックと道路に表示されているハングル文字とをにらめっこしている。

「えーと、○の下に棒で・・・」
「□が右側で下に棒・・」

「えーと、短く跳ねてあって・・」

僕はある時点から
「○と□と棒を相手に俺は何をやってるんだ!」と思い始めた。

「□の下に棒線が・・」って。

20代最後の日に。

右脳を活性化させてる場合じゃないぞ!

「虫の足みたいな棒が」跳ねてるか跳ねていないか血眼になっている。

ガイドブックに小さく書かれているハングル文字のこれが果たして跳ねてるのか?□なのか?

「暗くてよく見えねーし!」

僕は今「虫」みたいなハングル文字を『ファーブル昆虫記』のファーブルさんみたいに「この足みたいな棒が□に付いてて・・・」と研究している。

空港降りてから
ババアに引っ張られたり、
女に童貞扱いされたり、

『ファーブル昆虫記』のファーブルさんの真似したり、

僕は一体何をしてんだろう。。。

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