ピンク色の光輝く一本道は100mぐらいあって
ガラス張りの小屋が両サイドに隙間を空けずバァーッと並んでいる。
その小屋は畳3畳くらいの広さで化粧台と椅子と鏡のみが置かれている。
その狭い所に女性が立っている。
どの女性も水着みたいのでこれでもかというぐらい胸を出してる。
道行く人に手招きしたり、ただ入り口で突っ立っていたり、
化粧をしたりしている。
このシンプルさとストレートな感じはかなり不気味。
女性はかなり美人で長身に思えた。
全く何も知らない振りして「ここは何だ?」と聞いてみた。
すると女性二人組は笑いながら、
「何って!?(笑)セックス!セックス!」
こいつは何を言ってるんだ!とばかり手でパンパンとやってみせた。
15分で「本番」6000円らしい。
僕は「あ〜。オーケーオーケー」と言い出て行く。
自分でも何がオーケーなのか分からない。
これはかなり恥ずかしい。
周りからみたら自分は一目も気にせず今交わりたい奴を探していることになる。
両サイドの店の女性の視線が痛い。
アダルトビデオを女性の前で借りるみたいな所だろうか。
僕はその中をあと100mぐらい歩かないといけない。