ポストに手紙が入っていました。
『賢二くんへ、
私からの手紙はこれが最初で最後です。
私が何者かは最後に分かる事ですのでここでは問題ではありません。
私があなたに言いたい事は仕事場所と絶対的特徴の事です。
まず「仕事は用意されていて、仕事が手ぐすね引いて待っていますよ。
なんで早く見つけてくれないのですか?」
ということです。
あなたがやるべき仕事の事です。
本当は自身で知っているはずですよ。
プライドの曇りが視力を奪い、見るべき物を見づらくしているけど、気づくのも才能、無視したら鈍才です。
あなたは知っているはずと先程いいましたが、
具体的には伝える手段の事です。
それには生かすか殺すかと言うことも念頭に置いてみてください、
もっというと絶対的特徴、ガタイがいいということもそうだし、論理的?であるということもそう、アゴのシャクレ具合いもそうでしょうか、
その絶対的特徴、性格の事ですが、世間に伝えるにはそこを扮するのか(殺すか)あるいは演じるのか(生かすか)ということも考材料の一つです。
あとは新しい場所の事。
あなたの今居るべきフィールドには誰もいないし、被らない。
誰か居るわけないし、来るわけもない、つまり被る訳ないんです。
なぜならあなたのみ持っている絶対的特徴を仕事にするからです。
だからそこに立つ事が才能だし、演じたら天才という事です。
天才ってなんか偉大な言葉で神々しいけど、そうじゃなくて、自分の治らない特徴(ネガ、ポジティブシンキング両方ですが)最大限に生かして伸ばして極めた人の事なんじゃないかと思います。
努力なんてしないで持って生まれてきたものを極めてください。
そして早く生まれて来た意味に気づいてください。
今の立っている会場と求められているフィールドの存在意味を。です。
今のあなたは自分のやりたい仕事は8でやりたくない仕事は2。
正直でいいです。
ただ「やりたいやりたくない」の低次元な話じゃなくて、
世間があなたに求めているものが8で、その中であなたがやらなきゃいけないのが2ということです。
そこに感情はありません。
あなたのやりたくない仕事が2だとします。
ただやりたくない仕事こそ被らない唯一の、独自の、天性の才能を発揮できる場所だと思うんです。
やりたくない仕事。
つまりプライドと相談する所をの事です。
心理学が好きなら分かるでしょ。
無意識が意識を支配していることを。
行動科学が好きなら知ってるでしょ。
ターゲット行動の実行にはライバル行動の抑制云々な事を。
早く気づいてください。
生まれて来た意味をです。
口を借りて言わなきゃいけない事を。
あなたしかできない、
やらなきゃいけない使命を。
今誰もやらない仕事は
あなたの意識の他にあります。
そして、そのフィールドにはモップで汚れを除いた後、多めにワックスが掛けてありますよ。
私が掛けたんですけどね。
2026年森田賢二』