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フロントエンドエンジニア芸人/インド芸人/もりたけんじの武骨日記 ・NSC東京9期 東京湾に入港してくる貿易船の綱取りをしていた頃、先輩芸能人の運転手する。ビジネスホテルでフロントで英語ができなかった挫折を味わい、力を付けに1人でインドへ渡航した。帰国後世界から発信するためWeb技術をつけたくなり、専門学校へ通う。以後、プログラム言語JavaScriptの正直さに惹かれ 「フロントエンドエンジニア芸人」を極めるため日々奮闘中。現在はサイバーエージェントにジョイン

先程入ったコンビニでこのようなジュースがあった。

韓国のパイナップルジュース
韓国のパイナップルジュース

店員さんに
「これはアロエジュース?」と聞いた所
「パイナップルジュース。」だと笑われた。

この絵の感じ。
アロエだと思っていた。

僕はこれを棚に戻して
珍しい「キュウィジュース」を手にとった。

韓国のキュウィジュース
韓国のキュウィジュース

次にアイスキャンディーの包装紙。
「これは誰?」と聞いてみた。

韓国パクチソンのアイス
韓国パクチソンのアイス

やっぱりだ。

「パクチソン」らしい。

サッカー選手がアイスキャンディーのキャラクターになっている。

僕はレジでお会計しながら店員さんに道を聞く。

女性の店員さんは知らない事だらけの日本人を面白がっている。

するとお会計の際
「キュウィジュース」を手にとり
「こっちは私が出すよ!」と言ってくれる。

「なぜ?」

「なぜなら友達だから!」
サービスしてくれた。

初めてコンビニのレジで店員に奢ってもらった。

その子は別れ際連絡先を教えてくれてもし空いていたら夜また会う事になった。

こういう異国の人との出会いは世界遺産を見るより貴重だ。

南大門(ナンデムン)にあるお土産屋さんに目がとまる。

まだ来たばかりなのでお土産を買う気はないが
この店頭に陳列されている高麗人参はキラキラしていて宝石のような扱いで売られている。

高麗ニンジン屋さん
高麗ニンジン屋さん

まだ朝7時前なのにお店が開いている。

分からないが、
朝イチの便で帰る観光客を取り込む為に開いているのかもしれない。

入ってみると日本で活躍する芸能人の写真がたくさん飾ってある。

高麗ニンジン屋さんに訪れた日本人芸能人
高麗ニンジン屋さんに訪れた日本人芸能人

韓国はこういう「乗っかるの」が多い。

あ!あの芸能人ここに来たんだ!
ちょっと中入ってみようよ!となる観光客が多いのだろう。

日本人にミーハーが多い事をよく知っている。

店には日本語が話せる店員がいる。
その人は店主と芸能人が写っている記念写真を指差して

「これは誰だ?」

「日本では有名な芸能人か?」
と逆に僕に聞いてきた。

ここの人は誰が誰だか分からないで記念写真を撮ってるようだ。

店員「これは有名?」
僕「有名。有名。」
「じゃあこれは有名?」
「あー、有名、有名」
「じゃぁ・・・これは?有名?」
「超有名だよ。」
「じゃあ・・これは?有名?」
「いや、知らないなぁ。」「じゃぁこの人は有名?」

ずーっと。

昨晩から寝ないでここにたどり着いた僕は朝7時に韓国のお土産屋さんの店員に「この芸能人は日本では有名?有名じゃない?」の確認をさせられた。

今度から日本の芸能人と写真を撮るときは
「あなたは日本で有名?」と聞いてから写真を撮りなさい。

まぁ殴られるけどね。

ここは気さくなお土産屋さんで
僕が別の土産物に興味を示し「これはなんだ?」と聞くと向こうも得意になって説明してくれる。

味見をさせてくれる。

これは「唐辛子のチョコレート」

唐辛子チョコレート
唐辛子チョコレート

一つくれたので食べてみる。

日本人はみんな買って行くらしい。

そりゃそうだろうという味がした。

美味しいとか不味いとかではない。

「そりゃそうだ味」だ。

僕はあまりにもいろいろ与えられ過ぎて何か買っていかない訳にはいかないぐらいここに居座り過ぎた。

僕は「ここは何時までやってるの?」と聞いた後、
「オーケー。」
と言い残し次に向かう。

「バイバイ」というのは寂しいし、
「また来るね」は嘘だし、
その真ん中をとった。

リヤカーに果物を乗せたお店が道の真ん中にある。

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バナナと桃、ザクロなんかも売っている。

売り方は汚ならしいけど美味しそうだ。

「これは何?」と英語で聞いてみたが韓国語で返された。

韓国の年配の人は英語が全く通用しない。
そればかりか先程も「これはいくらだ?」と聞いた露店商のおばあさんに睨まれて無視される。

たまーにある。

過去に日本と韓国がいろいろあったからだろうと思う。
世代によって反日感情が違うのだろう。

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これは朝鮮メロン?らしい。
とにかくメロンらしい。

ちょっとここらで座って休ませてもらう。

開いてない銀行らしきドアの前。

深夜にここに着いてから朝まで歩き過ぎた。

先程のジュースをご馳走になった店員さんにメールでお礼をする。

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さっきからよくビリヤードを見かける。

韓国のビリヤード場
韓国のビリヤード場

韓国はビリヤードが盛んらしくお店が多い。
日本がボーリングなら韓国はビリヤードなのかもしれない。

明洞から南大門ナンデムンは歩いて5分ぐらい。

明洞と南大門を何度も行き来すれば方向感覚が掴めてくる。

「あっちの方だな」と解るようになる。

明洞と南大門を遮る大きな通りは途絶える事がないのではないか?と思うくらい車とバスが行き来する。

僕は韓国ソウルの交通事情に何度も驚かされる。

ここら辺の交差点は歩行者がなるべく地下道を通るような作りになっている。

交差点を地下からくぐらせる。

日本ではそれは歩道橋だがそれがない。

地下道は広く作られていて、例えば明洞の方向だったり、ソウル市庁の方だったり、南大門の方だったりと地下道が『スクランブル交差点』になっている。

初めてここの地下道に訪れた外国人はどっちがどっち方面か迷うだろう。

これだけ車が往来する要の道路を信号機を地上に置かない事で人も車もスムーズに行き来できるようになっている。
『経済』を滞りなくしている。

地下道は商店街になっている。
通った人がお金を落とす仕組みになっている。

これは明洞(ミョンドン)を南大門(ナンデムン)方面に渡るとあるステージ。

南大門(ナンデムン)
南大門(ナンデムン)

韓国にはこのような野外ステージが至るところにある。
この時間までに2つ見た。

多分ステージの上で踊るのだと思う。

南大門(ナンデムン)に24時間やっているあるものがある。

コンビニだと思うかも知れないが違う。

メガネ屋さんだ。

明洞の眼鏡屋さん
明洞の眼鏡屋さん

誰が深夜にメガネを買いに来るのだろうと思う。

明洞でもそうだったがここソウルでは「軽くて安い」を売りにしたメガネ屋さんがたくさんある。

ペ・ヨンジュンの流れなのか外国人観光客が多く行き交う所に多い。

あれは何って書いてあるんだろう。

カバソちゃん
カバソちゃん

ん?

カバソちゃん
カバソちゃん

明洞を左後ろにして『南山洞3街』と呼ばれているソウル芸術専門大学がある方向を見ると小高い丘になっている。

そこの交差点はおよそ6叉路になっていて車が青に変わるとビュンビュン降りてくる。

とりあえず歩いてはみたものの興味の向くままに動くとさすがに体力を消耗する。

「迷った。」
僕は迷ったらすぐに聞く事にしている。

向こうから歩いてくる酔っぱらいの韓国人3人組に道を尋ねる。

「オーケーオーケー。センキュー。」
何を言ってるかさっぱりだ。
僕に道を尋ねられたその韓国人は聞いている間に仲間に置いてかれた様だ。

「あれ?連れがいない!」みたいになっている。
「あっちに行ったよ。」

男性は何やら叫んでいた。

ここは「乙支路4街」という駅の近くらしい。

韓国のパトカーが青いパトランプを回して巡回している。
近くに立っている人に「あれはポリスか?」と尋ねた。
「そうだ。」
という。

「これは何だ?」
完全に風俗だ。
また知らないふりして入っていろいろ聞いてみよう。

「カラオケ」だった。
こんなカラオケの看板あるかね!

韓国のカラオケの看板
韓国のカラオケの看板

後に韓国の人に聞いてみると韓国のカラオケはキャバクラのように女の子が一人一人に付くカラオケがあるらしい。
だからこのような妖艶な看板なのだろう。

深夜だからか何もやっていない。
僕は明洞に戻る事にした。
明洞中央路の近くに開いている韓国料理屋がある。

僕はそこに入りビビンバを頼んだ。

あー、腹減った。
機内食しか食べてない。

左の座敷で食べているカップルはすぐに日本人と気付いたみたいだ。

あのおばさん店員は僕に水とキムチ類をテーブルに置くと写真の様に座ってテレビ見ちゃってる。

この水飲めるのかなぁ。

韓国の水
韓国の水

ミネラルウォーターじゃなさそうだな。

大丈夫かな。

いや、やめとこう。

あのおばちゃん店員。

韓国の大衆食堂
韓国の大衆食堂

入り口に背を向けて
テレビ見入って
お客さん来たら気付くのかなぁ?

やっぱりだ。

案の定、
お客さんに「お客さん来たよ?」と教えられてる。
既に中程まで入ってきたお客さんを適当に接客する。

面倒臭そうにオーダーを取っている。

すると次にそのおばちゃんは僕の席にやって来た。

「ん?何?」

何やら言ってる。

「肘?」

ひじで呼び出し押してた
ひじで呼び出し押してた

見るとテーブルに肘をついていたちょうどその所に「呼び鈴」があって鳴っていたらしい。

「ソーリーソーリー。」
というと
なんとも形容し難い顔された。
次誤って押したらどうなるのだろう。
殺されちゃうかな。
いや、殺されはしないだろ。
嫌がらせされるかもな。

注文したビビンバが勝手に納豆ご飯に変更されちゃうかもしれない。

そしておばちゃんはまた定位置に戻り、
「テレビっ子」になる。

しばらくしてビビンバがテーブルに提供される。

ビビンパ
ビビンパ

それと一緒に会計の紙をテーブルに置かれる。

普通「会計表」って分かりやすいものだと思っていたけど。

韓国の大衆食堂のお会計
韓国の大衆食堂のお会計

全く読めない。
俺は何を食べているのだろう。

この店で暫く旅の記録をノートした後、今日の計画を立てる。
時刻は朝5時50分。

そろそろいこうか。

日の出前なのか、
それとも今日は曇りなのか空はどんよりしてる。

ガイドブックを丸めてポケットに入れると僕は南大門(ナンデムン)の方を目指す。

2010073103420000

ソウル中央郵便局を左手に見ながら入っていった通りは「忠武路」(ハングムロ )と呼ばれている。

日本の渋谷とダブらせるなら韓国の「センター街」だ。

渋谷は〜電機やらライブハウスやクラブ、百貨店、風俗、公園やらで賑わっていて「渋谷」だけで何でもあるようなイメージだが、

ここ明洞(ミョンドン)はとにかく食べ物屋、女性用コスメ、マッサージ系、衣料品が多い。

観光客を意識しているような節がある。

食べ物屋は所謂「韓国料理」といった類いのが当たり前だがやはり多くて、
僕ら外国人はあそことあそこのお店は何が違うのか全く分からない。
全て同じ一品料理を売っているようだ。

日本の方の「渋谷」は食べ物屋だけでも色々な種類があるしその中でグレードも様々だが
韓国はちょっと違うみたいだ。
とにかく座敷に上がらせて皆で食べるようなお店の作りだし
「もうここの国に来たんだからこれでしょ?」
「あんた辛いの好きだから韓国来たんでしょ?」
と言われているようなゴリ押しっぷりだ。

それはメニューにとどまらず、
お店も韓国料理の隣は韓国料理だ。

日本の「寿司」が世界的に日本食を代表する食べ物だとしてもこのような街づくりにはならない。

寿司屋の隣が寿司屋で、
さらにその向かいは寿司屋。
そしてその寿司屋の奥の寿司屋の隣も寿司屋で・・さらにそのはす向かいの・・・・。

もういいわ!

外国人にしてみたら
「日本人はご飯を一回赤の他人にギュッとされないと食べたくないのか?」
「ホワーイ!?」
と疑問を持つかもしれない。

このような韓国の「渋谷」
明洞(ミョンドン)の片寄った街づくりに気付いたのは後の事だ。

韓国に滞在して2、3日経って冷静にものが見えた頃だ。

僕は今韓国ならここ!みたいな所にガイドブックの意思で立ってて、

機械的にタクシーから降りた。

「あれ?週末の『渋谷』のはずなのになぁ、人っ子1人いないなぁ。」

暗い道をとりあえず「あっちの方」に歩こうと思う。

今日は眠る為にホテルに行くのではなく、
疲れて歩けなくなって眠くなった時、
座り込んだ所が『ホテル』になるだろう。

龍山(ヨンサン)から明洞(ミョンドン)までタクシーを使う。

タクシーの運ちゃんが「着いたぞ。」と乱暴にいう。
着いたのなら「着いた」のだろう。

ここが本当に明洞(ミョンドン)かは分からない。

釜山(プサン)かもしれない。

僕は『「明洞だ。」と言われた所』に降ろされた。

ヨンサンからミョンドンまで幾らが適正価格か分からない。

韓国人の国民性を信じて言われた料金を素直に払う。

ここが明洞(ミョンドン)。
にわかに信じがたい。

明洞は「韓国ファッション最先端の街」だという。

日本でいう渋谷だという。
僕は午前2時半すぎに着いた。

辺りは真っ暗。

店前に出されているゴミを回収しているゴミ収集業者。

はしご車のようなものでファッションビルの看板を変えている作業員。

さて、どこに行こう。

元祖ビビンバのお店「全州中央会館」に行こうか。

腹減った。

ガイドブックには「中区忠武路1街24-11」と載っている。

って、どこだろう?

そこの植木に座りながら「当たり前に韓国語で話している女の子2人組」に尋ねる。

オーケーオーケー。

何言ってるか分からないが多分「知らない。」と言っているっぽい。

「センキュー、センキュー。」

「元祖ビビンバ」の店を知らないのか、、

有名じゃないのかな?

英語が全く通じなかったな。

あ。あんなところにセブンイレブンがある。

日本でお馴染みのマークは僕を安心させる。

縦線だ。
韓国のセブン

ミョンドンのメインストリートはどこか店員に聞いてみる。

モップで店内を掃除しているお兄ちゃんが「アニョハセヨ〜」と言いながらレジに来てくれる。

年齢が若い韓国の人は英語を話せるみいだ。

20代前半とみられるお兄ちゃんは棚から両手を伸ばしてもおさまらない大きな地図を折り目をのばしながらレジに広げてくれる。

「オー!センキュー、センキュー!」

「ヒアー、イス・・・。」と指で現在地を教えてくれる。
僕は今ロッテ免税店前で右往左往していた事が分かる。

「オーケーセンキュー。」で別れたが
しばらく歩いているうちに方向がわからなくなってしまった。

ガイドブックを開く。

道路上の案内版や地下鉄駅の名前はハングル文字で何を言ってるのか全く分からない。

ガイドブックの地図もハングルで書かれていて何言ってるのか分からない。

皆さんはハングル文字を思い出してください。

ハングル文字は□(四角)や○(丸)に棒線が引っ張ってある。

そこにちょこんと「棒線」が付いていたり。

「棒線」が跳ねていたり。

ハングルはその位置がどこにあるかで「文字」と成している。

馴染みがない日本人には「記号」に見えるだろう。

あるいは「虫」みたいだ。

この「ハングル文字が記号みたいだ。」というのを踏まえて、

今僕はガイドブックと道路に表示されているハングル文字とをにらめっこしている。

「えーと、○の下に棒で・・・」
「□が右側で下に棒・・」

「えーと、短く跳ねてあって・・」

僕はある時点から
「○と□と棒を相手に俺は何をやってるんだ!」と思い始めた。

「□の下に棒線が・・」って。

20代最後の日に。

右脳を活性化させてる場合じゃないぞ!

「虫の足みたいな棒が」跳ねてるか跳ねていないか血眼になっている。

ガイドブックに小さく書かれているハングル文字のこれが果たして跳ねてるのか?□なのか?

「暗くてよく見えねーし!」

僕は今「虫」みたいなハングル文字を『ファーブル昆虫記』のファーブルさんみたいに「この足みたいな棒が□に付いてて・・・」と研究している。

空港降りてから
ババアに引っ張られたり、
女に童貞扱いされたり、

『ファーブル昆虫記』のファーブルさんの真似したり、

僕は一体何をしてんだろう。。。

置屋街
ピンク色の光輝く一本道は100mぐらいあって
ガラス張りの小屋が両サイドに隙間を空けずバァーッと並んでいる。

その小屋は畳3畳くらいの広さで化粧台と椅子と鏡のみが置かれている。

その狭い所に女性が立っている。

どの女性も水着みたいのでこれでもかというぐらい胸を出してる。

道行く人に手招きしたり、ただ入り口で突っ立っていたり、
化粧をしたりしている。

このシンプルさとストレートな感じはかなり不気味。
女性はかなり美人で長身に思えた。

韓国置屋の女性
韓国置屋の女性

全く何も知らない振りして「ここは何だ?」と聞いてみた。

すると女性二人組は笑いながら、
「何って!?(笑)セックス!セックス!」

こいつは何を言ってるんだ!とばかり手でパンパンとやってみせた。

15分で「本番」6000円らしい。

僕は「あ〜。オーケーオーケー」と言い出て行く。

自分でも何がオーケーなのか分からない。

これはかなり恥ずかしい。
周りからみたら自分は一目も気にせず今交わりたい奴を探していることになる。
両サイドの店の女性の視線が痛い。

アダルトビデオを女性の前で借りるみたいな所だろうか。

僕はその中をあと100mぐらい歩かないといけない。

韓国置屋
韓国置屋

明洞
韓国のコンビニの前にはテーブルと椅子が置かれている。

学生とおぼしき人達がそこでみんなでワイワイやっている。

コンビニのテラス席が韓国には多い。

時刻は1時を回っている。
歩いていると龍山(ヨンサン)という駅に着いた。

龍山は日本でいう秋葉原だとガイドブックには書いてある。

表通りは電機街になっている。

深夜に着いたので日中は栄えてるのかどうか、
なんとも言えないが、
僕は最近の秋葉原の発展ぶりを知っているので「電機街」と銘打つここら辺にはちょっと物足りなさがあった。

見上げる建物は駅ぐらいで後は背の低い建物ばかりだからだ。

「龍山駅(ヨンサン)」は東京でいうと「豊洲ららぽーと」に似ている。
複合商業施設になっている。

舞台ステージなんかも駅の中にある。

深夜にそこら辺を歩いていると夜遊んでいたであろう男女のグループとすれ違う。

龍山の両方の出口を降りてみる。

電機街とは逆の出口は何もない。

電機街の一本路地を入ると風俗街がある。

僕は風俗は一切興味ない振りをして、
「ここは何だ?」みたいな顔をして周辺を歩いてみた。

歩いているとおばちゃんが僕の手を引っ張ってきて何か韓国語で言っている。

英語も伝わらない。

「アガシ!アガシ!」という。

通りすがりの韓国人が見ている。

ババアに引きずり込まれる僕。

ババアは腕を引っ張って雑居ビルに僕を押し込もうとする。

その手の力は普通に掴むというレベルではなく「絶対離すものか!」という意思を感じる。

僕は腕を振り払ってなんとか逃げた。

「なんだここら辺!」

一本路地を変えると変な雰囲気の道がある。
アガシ
ピンクの光が辺りを包む。

明らかにヤバそうだ。

もう一本向こうの路地に行ってみる。

ラブホの駐車場に入る時のような暖簾。

置屋街

風俗街。

僕はここでここの暖簾を潜るか否かの選択を迫られる。

ここで振り切るかどうか、
この旅の方向、顔の向きが決まるだろう。

行かないなら平々凡々。
OLさんが行ったような旅をなぞり、
同じ感想を言い合う答え合わせの旅になるだろう。

僕はヨンサンのこの選択でこの旅の進むべき方向を迫られたような気がした。

韓国の空港バスが勝手に下ろした韓国中心街
航空会社は未定で取ったチケットはアシアナ空港になった。
成田最終便で2時間半。
入国審査で並んでいると日本語が聞こえてくる。

多いんだな。と思う。

仁川(インチョン)国際空港はアジア最大のハブ空港でその広さと綺麗さに圧倒される。
2002年の日韓W杯に際して整備されたらしい。

ガラスばりのそれは暗い中に恍惚と見とれる程輝いている。

前回もそうだが、まず問題になるのは「どこのバスに乗ればソウルに行けるか?」だ。
これは違う国に降りた際にまず一番最初に突きつけられる問題。

「ソウルに行きたい」というのはつまりは日本でいう「東京23区に行きたい。」といっているようなもので「ソウルのどこ?」となる。

とりあえず「ソウル市庁」に向かっておこう。

リムジンバスの近くで立っているおっさんに聞く。

「最終便のバスはこれしかない!」
「A4乗り口に乗れ!このバスだ!」
と言われたが、
本当にこれで行けるのか?と思いうろうろしてたら

「お前何やってんだ!ソウルだろ?どこいってんだ!早く乗れ!」みたいに言われた。

韓国のリムジンバスは綺麗だ。

右側が何故か2列のシートで左側が1列。
非対称になっている。
真ん中の通路が広くてスーツケースを引いた観光客が悠々通れる。

座ると前方、真ん中に大きな薄型テレビがある。

42型ぐらいでかなり大きい。
車高が高いからかエンジンがかかったのか分からないくらい振動を感じない。

停止した時のバス特有の小刻みな振動も、
発進時のうるささも、
バスの独特の変な匂いもない。

ただ単に新しくて綺麗なだけじゃない韓国のバスに驚かされる。

車内が突然暗くなる。
「ソウルまで長いですので飛行機の疲れをゆっくり取って寝てくださいよ。」
という意味だろう。

前方斜め左のシートに座っている日本人の男女は
そんな合図関係なしにずーっと大きな声で喋っている。

韓国人にしてみれば何言ってるか解らない言葉でうるさい日本人にさぞイラついただろう。

ライトアップされているのか
街の光で輝いているのか
ソウルを流れる「漢江(ハンガン)」に沿ってバスはうるさい雑談を乗せて行く。

川は向こうの方まで
川辺に沿って灯りが点り、昔からここの人達は漢江を拠り所に発展してきたのかな?と感じさせる。
島国じゃない分川を凄く大事にしている節がある。

左に顔をやれば高層ビル群が見える。

バスが停まった。
全員降りるのかと思い、
用意して立ち上がる。

僕はアホ日本人を一瞥して「結局こいつらずーと喋ってたな!」と思いながら
バスを降りる。

「いやー着いた着いた。」なんて思って見上げたビルはどうやらホテルみたいだ。
あれ?皆さん降りてこない。
プシュー。

あ。行っちゃった。

「Best Western Hotel」
どこここ?

本当のアホ日本人が今まさに「Best Western Hotel」前に現れた。

どっちがどっちなのか分からない。
僕はとりあえず地球の上を歩き始めた。

ウンチャオからもらった韓国のシール
ウンチャオからもらった韓国のシール

成田から2時間程で着く国。

前回の旅の反省点も踏まえて今回は人目を気にせず写真をどんどん撮って行こうと思う。

前回の旅では写真をやたらに撮っていると軍に捕まったり、金をせびられたり、あるいは観光客として目立ったりする為、
なかなか撮れなかった。

なので今回はそこら辺うまくやろう。

やりたい事は、
「38度線に行く」
「宮廷料理を食べる」
「カルビ発祥の地で本場のカルビを食べる」
「石焼きビビンバ発祥の地でそれを食べる」
「本場のソルロンタン、サムゲタン、プジョン、キムチチゲを食べる。」

食ってばっかりか。

まいっか。

あと僕が知りたかったのは韓国と日本の違い。

今回はどこがどう違うのかという目線で旅をしようと思った。

「『違い』を知ることこそ理解する事。」を念頭に今回は写真を解説する事で進んで行く。

みなさんには「へぇそうなんだぁ」「あ、それ聞いた事ある。」「わたしが行った時もそうだった。」ぐらいに思っていただけたら幸いです。

駒沢公園
駒沢公園

3kmを走り終え、 歩く事が出来ず、 中腰で両手を膝につき、 顔を地面に向けて、 「ぜーはーぜーはー」している丁度そのアスファルトの位置に誰かが吐いた唾があった。 すぐ移動しました。

野地俊二さん
野地俊二さん

野地俊二さんの実況の声が好きです。

サッカー中継も端的で状況に応じて僕たちが知りたいことを解説者に聞いてくれます。

昨晩のイングランド戦はリポーターでしたが
W杯での実況が聞けたら個人的に嬉しいです。

では。

フリードリンクでメロンソーダにメロンのフローズンを混ぜる30 歳
フリードリンクでメロンソーダにメロンのフローズンを混ぜる30 歳

写真の奴に 「カラオケ、残り5分だけど何歌う?」と聞きました。
というのも、 残り5分ぐらいだなぁと思ってた僕は今自分が歌ってる曲を演奏中止にして写真の奴に一曲フルで最後歌ってもらおうと思っていました。

僕は「最後だしバラードでも歌うのかなぁ、
それとも元気な曲で盛り上がるのかなぁ」 と思っていたら
「残り5分かぁ、 ちょっとうんこしてくるわ!」
うんこかーい。

駒沢公園
駒沢公園

今日駒沢公園のジョギングコース(3km)を走っていたら後ろから外国人が全力で抜かして行きました。

その全力ぶりが100m走ぐらいだったので 「あんな速さでこの先体力もつのかなぁ」と思ってたら
その外国人は前の方で止まって一身上の都合により歩きだしました。

彼はこの格好で電車に乗って渋谷まで来たそうです。
その格好なんだよ!と笑いながら言うと 「ビームスやで?」と言いタグを見せてきました。
じゃぁ俺だけかな?と思い「他の人なんて言ってるの?」と聞くと
「一緒に歩きたくない!」と言われ 笑いながら写メ撮られるらしいです。

サヨナラダンス滝野元気
サヨナラダンス滝野元気

そりゃ笑うわ!

今日あるレストランに
脇が「ええじゃないか」のウエイトレスがいました。

ええじゃないかは僕とすれ違うとき「失礼します。」と言い通っていきました。

ウエイトレスさん!

ねえ!!ウエイトレスさんってば!