バラナシ行きのチケットはあっさり取れた。
バラナシ行きのチケット

当初の予定通り夕方から15時間掛けて寝台列車でバラナシへ行ける。

そして朝のガンジス川が望める。

日本でこのチケットを取るためにメールアドレスを変えて
クレジットカードを作ったり
インターネットカフェに通いつめたりもした

しかし取れず、
ホテルでぼったくられそうになり、
ようやく取れたチケットだ。

「よしコンノートプレイスにいこう。」

夕方までの空き時間をこのインドという国を知る時間にしようと思う。
「コンノートプレイス」という商業公園施設はイギリス領だったインドの面影を残している所だ。
コンノートプレイス広場

ニューデリーにあってメインバザールのような不潔で雑多な感じではないし
主に外国人旅行者がお土産を買ったりできる所だ。
なので例によって
騙そうとする輩が何人も声を掛けてくる。
そいつらに一瞥も与えず歩いていると見覚えのある看板に出会った。

「あっ。マクドナルドだ。」
インドにマクドナルドがある安心感。
マクドナルドがあるだけでどんなに心が安らぐか想像してみて欲しい。

世界共通はサービスの保証で、わたしは他の外国人がそうするように当たり前にいざなわれた。

インドのマクドナルドには入り口に「ドアマン」がいる。
それだけ庶民には高級な食べ物なのだろう。

銀座にある「なんとかガッパーナ?」とかでしか観たことない。

ここインドには「アデダス」にもドアマンがいる。

インド人にしてみれば「うわ、あいつアデダスに入ってったぞ!所得あるなぁ・・・。」だろう。

インドはヒンドゥー教が主な宗教な為牛肉を食べない。
またイスラム教も多い為豚肉も置いてない。

こうした事でマックでは「ベジタリアンバーガー」などが置いてあった。

菜食主義は厳格なヒンドゥー教徒で今ではヒンドゥー教でも肉を食べる人もいるらしい。
ただ厳格なヒンドゥーは他のイスラム、スィク、ジャイナ、キリスト、仏教などの人達と同席して食べる事もしないという。

わたしはベジタリアンバーガーは
不味そうだったので食べなかった。

そういえばエアーインディアの機内食も不味そうだったので食べなかった。

折角インド来たんだし、
ちょっと文化に触れてみては?
無理して食べてみては?と思うかもしれないが、
わたしはマックさえも信用できないショックをインドで既に受けていた。

そして「不味そう」というのはわたしが日本人を感じる瞬間でもある。

気付いたのは、
違う国に行くと自分は日本だという事を強く感じる事がある。
わたしの場合「不味そう」はわたしが日本人を感じる瞬間の一つだった。

わたしはコーラだけ飲んでいた。

コンノートプレイスのマクドナルド

コンノートプレイスのマクドナルド

隣のインド人カップルに
「映画館は何時からか」聞く。
思えば朝5時にホテルを出て8時にチケットを取って、まだ10時だ。

インドではカップルを見る機会がほとんどない。

多分伝統的な宗教を崇めている家庭で育った子供はおおっぴらにカップルでデートはしないのだろう。

ほとんど見ないカップルの中でも大体目にするカップルは18歳らへんの高校生でTシャツを着ている。

以降、
インド最終日まで街を歩いていてカップルを見るのはほとんどない。

年間300本も産み出されるインド映画を観に映画館へ。
ただ行って気付いたがインドの映画を観る気は起きない。
インドじゃない違う映画を観る。
260ルピー。

日本円で500円ぐらいだ。
インドの映画館はセキュリティチェックが厳しくて
入り口で持ち物検査をされ、係員のボディチェックに万歳の体勢から金属探知機でチェックをされる。
「映画観るだけなんだけどなぁ」と思いながら、係員にデジカメを預け札を受けとる。

「しかも爆発や銃撃戦の映画なら多少納得だけど俺が観るの『トイストーリー3』なんだけどなぁ。」

マフィア映画じゃないんだけどなぁ。

トイストーリー3は終始英語だったので何言ってるか分からない。

映画を観ていてある場面でインド人は全員笑っているのにわたしは全然笑っていない。
なぜならわたしには3Dのこいつらが何を言ってるか分からないからだ。

周りのインド人は笑っていない僕を見てさぞ「何か身内に不幸でもあったのかなぁ」と思っただろう。

わたしの身内はピンピンだ。

わたしはただ「この帽子のおっさんは何を言ってるんだろう」と思ってただけだけど。

インドの映画は途中休憩時間がある。

みんな当たり前のようにどこかにポップコーンやペプシを買いに行く。
慣れていないわたしはずっと席に座ってた。

周りのインド人にしてみれば「あの日本人マジかっ!そんなに後半が待ち遠しいかっ!」だったろう。

映画が終わったらすぐ外に出る。
ただインドの映画館は出口が決まっている。
スクリーンのある前の方の扉が開きみんなそこから並んで出る。
暫く細い通路を歩いて外に出たと思ったらゴミの山に出た。

ん?なんで?

映画館の裏手から出された。

NHK7時のニュースの環境資料映像みたいなゴミ山に出た。

なんでトイストーリー3を観終わったらゴミの山に案内されるのよ。

『ディスイズインド』めっ!

「あ。デジカメ。」

わたしは映画館の裏手に出てぐるっと廻って歩きます。

なんでなんだよ!
と腹立って映画館の入り口まで5分ぐらい歩いて
やっと着いてセキュリティチェックやってるインド人に札を渡したら
変なリュックを渡されました。
いや違うわ。カメラだよ。
カメラ渡されました。

人の預かったもの間違えるって!

じゃぁこの札何の意味があるんだよ!

あーインド腹立つ。

その後コンノートプレイスを歩いていると人だかりを見つけます。

何やらおっさんが座っています。
蝿が何十匹も舞う中
ビニールから乳製品を取り出して
変なアルミから豆を取り出して混ぜています。

コンノート広場で売る男

コンノート広場で売る男


わたしはその臭さと汚さで
「おぇ」っとなる。

周りのインド人5、6人もさすがのこれには
「このおっさん何作ってんだ?」と思っているのか眉間に皺を寄せている。

わたしは「あ、やっぱりインド人もこれには距離を置くんだ」と思ったら、

一人のインド人がお金を払っている。
おっさんが腐った物を渡します。

そしたら今まで見ていた周りの人が次々とお金を払う。

おっさんはみんなに腐った物を渡す。

そう。
「そんな汚い物作って!なにしてんだ!」と周りが軽蔑してしかめっ面になっていると思っていたそれは、

実は周りのインド人は
外の気温が余りにも暑くて眉間に皺が集まっていただけ。

そして買うために並んでいただけだった。

並んでたんかーい。

コンノートプレイスもういいわ!

わたしは寝台列車が出発する夕方迄の間

オールドデリーの遥か向こうラージガード(ガンジーが撃たれた場所)を目指すのでした。

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