「タイ」カテゴリーアーカイブ

こちらは「タイ」のカテゴリーです。
今ちょっと文章が読みづらくなっています。すみません。
4月中旬まで待ってください。

ツーリストがどこに行きたいか地元の人はよく知っている。 アランヤプラテートに着いてバスを降りると 「ヘイ!ボーダーライン?」 日に当たり過ぎた男が呼び込んでくる。 そんなにしつこくないしそれ以上何かを言うわけでもない。 笑顔だけで「ハーイ」という者もいる。 タイとカンボジアの国境の町アランヤプラテートに着いた。 国境まではトゥクトゥク(電動3輪車)で3分ぐらいの所に位置していて 多くのツーリストで賑わっている。 歩いたら大体20分ぐらい掛かっただろう。 タイ4日目② この途方もない景色と日の照りは僕にトゥクトゥクを乗らせた。 タイ4日目② ボーダーラインまで行ってくれと頼んだのに近くの事務所のような所で停まった。 トゥクトゥクの運転手が案内する所でビザ申請の手続きをしろということらしい。 「いいからまず国境へ行ってくれ。」 何が順序か分からない。 適正価格も分からない。 何が正しいか分からない時は同じ外国人がやっている行動を真似する。 「まずは外国人がいる国境に行ってくれ。」 事務所から出てきた男と運転手が「この外国人をどうしようか」話しているので 構わず金だけ渡して賑わっている方に歩いた。 『追ってこない』という事は『よくある事』なのだろう。 小さい女の子とその弟?が外国人を見つけては勝手に頭の上に傘をかざして日陰を作る。 日陰売りの子供等は「大丈夫。」と断って早歩きをする外国人にどうにか合わせようと小走りする。 無視を続ける外国人に「あ、こりゃだめだ」と思ったら来た方向を振り向いて、 宝の山のように歩いてくる白人に あっち行ったりこっち行ったりして日陰を作ろうとして断られている。 あっちの方には リアカー一杯に牡丹のような黄色の花を積めて砂ぼこりの中を行く細い女性がいる。 女性達は外国人には目もくれずカンボジア方面を目指す。 貿易。 その向こうには 荷台に人だかりを載せて走るボロい車が見える。 こっちには 長細いパンパンのリュックを背負いサングラスを掛けている白人の団体がいる。 国境は 校舎と体育館を結ぶ通路みたいな所にみなさん外国人と自国民と2列で並んでいて みんな屋根のある先の方まで行列が進まないか気を揉んでいる。 タイ4日目② 小屋の中では出国審査が行われていて 牛歩で40分程掛かった。 中国人だと思って話しかけた人は日本人で どうやらビザはここでは発行していなく、 別の場所で取らなくてはいけないらしい。 僕はこの旅で初めて日本人と会った。 40分並んだ列を離れて玄関で呼び込みをしているここら辺で一番ウルサイ背の小さいキャップを被ったおじさんに黙らせる意味もあって聞いてみた。 「ビザはどこで取るの?」 待ってましたとばかり 「フォローミー」で連れていかれる。 外で並んでいる外国人はさっきより長い列を作っている。 「ここだ。」 タイ4日目② こんな事なら日本で取っておけばよかった。 事務所ではインド人のような目元に深い掘りがあり、黒くて鼻が尖っていて、 髪の毛が黒すぎる奴等が6人ぐらい談笑している。 「おー、きたきた」ってなもんでこちらの不安を払拭しようとやけにフレンドリーだが逆に不安になった。 アランヤプラテート〜国境のトゥクトゥク(30バーツ) ビザ申請(1200バーツ) タイ4日目② 日本でビザ申請をして置くべきだった。 事務所では後から入ってきたフランス人?とタイ人が卑猥な話で盛り上がっていた。 先程の場所に戻り 列に並ぶ。 この外国人の数。 タイとカンボジアの越境はバックパッカーに人気なんだな。と思う。 手荷物検査もない。 パスポートと同じ顔の人間か特殊なカメラで照合したら終わり。 出国スタンプを押してもらう。 タイとカンボジアの狭間を通り 入管で長蛇の列に暫くやきもきして さっきビザ申請事務所にいたフランス人の「ちょっと急いでいるから前いいかな?」 に何を急いでいるんだろうと感じたら終わり。 タイ4日目② 11月28日13時52分 カンボジアに入国した。

タイ4日目①
おはようございます。
タイ4日目①

顔脂っこい。
背中が痛い。
手が汚い。
2時間おきに目が覚めた。
今朝は人が集まり、
バスが集まり始める音で起きた。

タイ4日目①
バスターミナルのコンビニも開店した。
タイ4日目①
石鹸と朝ごはんのポテトチップスを買い、
汚いトイレで顔と髪の毛を洗う。

さっぱりして気持ちがいい。
こんなにも洗髪が楽なのかと丸刈りにして正解だったと思う。

6時30分。
にぎやかになってきたのでチケットを買おうとする。
「アランヤプラテートまで。チケット1枚。」

「アランヤプラテート?ちょっと〜さん!」
誰かを呼ぶ。

どうしたどうしたで男性が喋りながら来た。
男性が「アランヤプラテート?アランヤプラテートならバス停が違うぞ?」と問題発言する。

勢いそのまま
「ミニバンで行きたいのか?」
「いや、ミニバンでは行きたくない。バスで行きたい。」

なんでバスターミナルで待っているのにミニバンで行かすんだよ!という想いだ。

「オーケー、オーケー、モトサイで行ける!おーい!」また誰かを呼ぶ。

なんでオーケーなんだよ。すぐ呼ぶな!

「何だ。何だ。」でおっさんが来る。

おっさんがおっさんに言う。
「アランヤプラテートまで行きたいそうだ。」
「オーケー。オーケー。近くにバス停がある。乗りな。」

「バス停?」
「そう。そこにミニバンがある。」
さっきと一緒!
だからバスで行きたいんだって!

「いやいや、俺はここで待っていれば次のバリューまで行くバスがあると聞いた。」

「バリュー?バリューに行きたいのか?」
「アランヤプラテートだ!」
「じゃぁこい!乗れ!ミニバンか?」

「バスだよ!」
「アランヤプラテートまで行きたいんだろ?」

「だから!最終的にはアランヤプラテートに行きたいんだけどバリュー経由で行きたいんだよ!俺はここで待っていれば7時16分にバスが来ると聞いて昨日からずっと待ってるの!」

「バリューに行きたいんだな?」

「そうだよ!」

おっさんは自分を呼んだおっさんに
「こいつはバリューに行きたいそうだぞ?」
「え?アランヤプラテートに行きたいって言ってたぞ?」
「バリューらしい。」
「なんだバリューか。」

この『遊び』

アランヤプラテートに行きたい。
じゃぁバス停が違う。
乗れ!ミニバンだ。

ミニバンノー!バス!
アランヤプラテートに行きたいんだろ?
バリューだ。
バリュー?アランヤプラテートは?
行きたいよ!
じゃぁ乗れ!ミニバンか?
この遊び。
30分ぐらいしてた。

どんだけミニバンでアランヤプラテートに行かす気なんだよ!

バリュー経由でアランヤプラテートに行きたいの!

お前らどうせツアー会社の奴だろう。
バス停で待ってる外国人を横取りして自社のミニバンに詰め込んで儲ける気だろう。

いろいろあったが、ようやくバリュー行きのチケットを買ってベンチで待っている。

チャンブリ〜バリューまでは1時間掛かり32バーツ。
コンビニから出てきたオレンジ色の宗教服を着た乗座仏教のお坊さんがじっとこちらを見ている。

俺が坊主頭だからかもしれない。

向こうも向こうで「あの仏教のお坊さんリュック背負ってどこいくんだろ?」と思っているのかな。

今朝は寒い。
半袖だとクーラーを直接浴びているような寒さだ。

バスに乗り込んでようやく移動できる。

ちなみに昨日は真っ暗でどういう所で寝ていたか分からなかったが、
夜が明けて判明。
タイ4日目①

この灰色の所で寝た。

背中痛いベッドだった。

絶対にタイのバスではタイポップミュージックを流している。
それは運転手の趣味によるチョイスだと思う。
年配の運転手は民族曲。
若い運転手はノリがいい曲。

アランヤプラテートまでの道はすぐ脇に茂みがあり、田んぼや民家が建ち並ぶ道路はコンクリートになっている。
凸凹ではないが道路の継ぎ目で車体が上下に揺れる。
足は伸ばせず楽な格好ではない。
途中所々でバスストップというよりはガソリンスタンドのような所に入り人を乗せるし、
なんにもない所に急に停まったと思ったら後方のドアが開き乗客が降りて行く。

日本にみられる「降ります」合図もないのにどうやって運転手と意志疎通しているんだろう。

周りのタイ人と目が合う。

よくある事だがタイではこちらと目が合っただけでも笑顔を作ってくれる。
「微笑みの国」と言われるゆえん。

こっちが手を合わせてお辞儀をすると「まさか!そこまでやるのか!」というような風な感じで笑いゆっくり合掌する。

手を合わせる相手には自然と反射的に手を合わせてしまうんだろうなぁと感じる。
僕を仏教徒だと思っているのかな。

この手を合わせてお辞儀をする意味は何だろう?
タイ4日目①
バスから見える風景はこのような草原と林が大半で、
中でも痩せている木々が多い。
タイ4日目①

これは何だろう。
植林かな?

11時45分。
タイ4日目①

チャンブリから3時間以上掛かった。
やっとバリュー経由でタイとカンボジアの国境のタイ側の街アランヤプラテートにたどり着くことができた。

タイ4日目①
これから陸路でカンボジアに入国する。

タイ3日目⑥ 「降りろ。ここだぞ。」 チャンブリまで行きたいと乗務員に告げていた為暴力的に起こしてくれた。 「チャンブリ?」 「そうだ。」 バスから降りた所は車庫のような場所。 青いベンチが一画に数多くあって右側には公園のトイレのような簡素な建物がある。 青いベンチの隣には常勤できる人一人分のチケット売り場のようなものが置いてある。 人々がまばらにいる。 乗り合いバスから降りる者は誰もいなく自分一人だけ降ろされた。 「ここが『チャンブリ』?」 「チャンブリ」って街の名前じゃないの? もしかしたらチャンブリという街のバスターミナルかもしれないしチャンブリというバス停かもしれない。 原宿に行きたい僕は今「神宮前」で降ろされて「え?神宮前?ここは原宿じゃないの?」と騒いでいるだけなのかもしれない。 22時38分。 チケット売り場にいる私服で働いている男の子に 「アランヤプラテートまで行きたいんだけど?」と聞くと誰かを呼びに走っていった。 その友達みたいな子が「今から?」と驚いている。 周りに人が集まってきて「なんだ。なんだ。」で共有しだした。 「アランヤプラテート?明日の朝バスが来るよ。」 「ここに?」 「ここ。」 「バリュー(アランヤプラテートまでの途中にある街)行きのバスは?」 「バス停はあるけどここから距離があるし今日はもう終わったよ。」 「私は明日ここにこなければならない?」 「そうだね。朝6時くらいだ。」 タイ3日目⑥ チャンブリバスターミナル付近はまったく何もない。 ホテルもコンビニもない。 人々に忘れさられたような場所。 向こうの方で野良犬が野良犬を追いかけている。 周りにいたタイ人が 「この日本人どうするんだろう。あてでもあるのかな。」という同情の目をしているのを感じる。 僕はただ苦笑いをして、 青いベンチにリュックを置き、 とりあえず持っていた硬水を口に入れて、 時間を掛けて途方に暮れた。 野宿決定。 野宿になる日本人がいよーがいまいが関係なくバスターミナルは営業を終了する。 従業員何人かが手分けして掃除をし始めた。 何言っているか分からないテレビも電源を落とされる。 音がなくなり唯一の娯楽もなくなった。 従業員がモトサーに2人乗りして帰っていく。 当たり前だか「家があるっていいなー」と思う。 固くて青いベンチに座り どこで寝ようか考える。 ふと、 そこにいた親子が「差し入れ」をくれた。 タイ3日目⑥ 水とサンドイッチとちょっとしたお菓子。 「センキュー!」 ちょー優しいな。 わざわざ買ってきてくれたのかな。 すげーやさしい。 タイ3日目⑥ その親子と暫く話していたが親子が家路に向かったら本格的に一人になった。 先程追いかけていた犬が目の前を横切る。 パトカーが変な音を出して左の方に走っていった。 今日の宿はこんな所。 タイ3日目⑥ さーて。 ベンチに横になった所で寝返りもうてる幅もない。 ベンチの継ぎ目が痛くて寝れない。 コーティングがツルツルしていて滑ってダメ。 ベンチの後ろにある『なんだか分からない変な台』にカーペットが敷かれている。 横になってみる。 固い所で身体が凝りそうだ。 ここに横になるしかない。 貴重品を移動させて、 リュックを盗まれないように腕に縛りつけて、 それを枕にして目を閉じる。 爪の中が黒くて汚いのがストレスになる。 汗の匂いで蚊がたかる。 頭痒い。 24時19分。 ラン島の砂浜が懐かしい。

タイ3日目⑤
「マッサージはどう?」
「大丈夫。大丈夫。」
「1000バーツ。すぐ近くにホテルがあるわよ?」
「私はお金を持っていない。あなたは私とセックスしたいの?(もう聞いたろと思って)」
「そうそう。(『話が早いわね。』みたいに。)」
「あなたはセックスが好きなの?(もう聞いたろと思って)」
「そうそう!好きよ!(そこまで聞くの?恥ずかしいわよみたいに笑いながら)」
「ごめんね。僕もセックス好きだしあなたとしたいけどお金がないんだ。(もういうたれと思って)」
「じゃぁもししたくなったら私に声掛けてね?(嬉しそうに)」
「もちろんだよ。覚えてるよ。バイバイ。」
「バイバイ。」

余りにも誘われるマッサージの数についにここまで明け透けに伝えるようになった。
この方が明るく断われる。

言葉は英語でも表情を読み取れば困っているか本当に嬉しいかは分かる。 心からの正直な言葉は表情も正直になって凄く伝わる。

『チェンブリ』という街を目指しサーバタヤンストリートを歩き始め「バス停はどっちの方向?」と聞いていたらマッサージの話をされた。

「ウォーキングストリートを真っ直ぐ。
頭上にSAMSUNGのテレビジョンがある所を右。
そこがサーバタヤンストリート。
それからずーっと真っ直ぐ。」
酔っぱらっている白人が教えてくれた。

サーバタヤンストリートを真っ直ぐ行って突き当たりの道がスッビンロード。

タイ3日目⑤

今からカンボジアに向かう。
タイ3日目⑤

不思議なものでお先真っ暗の計画に向かっていくときは足取りはしっかりとしている。
お腹も減らない。

先程ウォーキングストリートでアランヤプラテートまでの行き方をホテルの人に聞いてみた。

「バスで?」
「バスで。」

従業員が従業員を呼んできてその従業員がさらに詳しく知っている従業員を呼んできた結果、
目の前にはカンボジアまでの行き方に詳しい年配のおじさんとそれを流暢な英語で伝えてくれる女性が立っていた。

「まず『パタヤ』から『チャンブリ』まで行って、
『チャンブリ』から『バリュー』まで、『バリュー』に着いたら乗り換えて『アランヤプラテート』だ。」
何時間ぐらい掛かるの?
いくらくらい掛かるの?
チャンブリまでのバス停どこにあるの?

2人は何度も何度も繰り返して教えてくれた。

「書いてあげるから。パタヤ→チャンブリ→バリュー→アランヤプラテート。これはタイ語だから。これを運転手に見せれば大丈夫だから。」

タイ3日目⑤

今の自分にとって一番重要な紙を手に入れるとズボン前左ポケットに丁寧にしまった。

僕は握手をしながら何度もお礼をした。
2人はこんなに喜んでくれるものか!という笑顔をしていた。
「ありがとう!ありがとう。助かった!写真撮ってもいい?」
2人はさらに驚いて応じてくれた。
「私たちを?もちろん!」
タイ3日目⑤

バイクが多いサーバタヤンストリートでヒッチハイクしたらどうだろう。

「この道の突き当たりまで乗せていってくれない?
本当?ありがとう!」

タイ3日目⑤

後で分かった事だがチャンブリ行きのバスターミナルまではとても歩いて行ける距離ではなかった。

この後もう1台ヒッチハイクをして2台のバイクで15分ぐらい。

1台目で降ろされたスッビンロードは車の往来が激しくて幅が広い道路。 周りには何もない所で、
田舎に高速道路が作られた!みたいな所だ。
タイ3日目⑤

夜20時23分。

こんな所で降ろされて本当に大丈夫?

2台目はそんな外国人が目に入って「何やっているんだ、こんな所で。え?バスターミナル?まだまだだぞ!いいから乗れ!お金?いらないから乗れ!」という感じのおじさんだった。

日本では冬の到来の季節、11月下旬のタイは38C゜。 蒸し暑さを向かい風が除いてくれる。
タイ3日目⑤

タイ特有の痩せているバイク(モトサイ)の後ろに乗りながら、
「この距離歩いてはいけなかったな、途中でのたれ死んでた、」と自分の向こう見ずな所を反省する。

バスターミナルに降ろしてくれたそのおじさんは目を合わせる事もなく、 感情なく走り去った。

バスの誘導員が「お前はどこに行きたいんだ?チャンブリ?乗れ!乗れ!これが最終のバスだぞ!」と叫ぶ。
タイ3日目⑤

まさに今出発する所のバス。 中の乗客が窓から突然現れた外国人を物珍しそうに見ている。

あわただしくチケット(49バーツ)を買って乗り込んで今までの事を思い返す。

パタヤからバスターミナルまでの距離と計画がどれだけ無謀だったか知る。
「奇跡的に間に合った・・。」 もしこれを逃したら深夜3時まで野宿だった。
タイ3日目⑤

タイ語で何を言っているか分からないハリウッド映画が流れるバスの中で僕は道を教えてくれた方、 ここまで乗せてきてくれた女の子とおじさんを想い、 目を瞑り、 暫く本気で合掌していた。

旅客船で1時間掛けてパタヤに戻ってきた僕はピンクのネオンとリズミカルに低音が打たれている「ウォーキングストリート」を歩きながらこれからの旅程を考えていた。 候補は2つあって、 今日はパタヤに泊まって明日ここからカンボジアに向かうか、 明日バンコクに一旦戻ってゆっくり過ごすか。 船から降りた大勢の白人が散り散りになる中、 船着き場でインフォメーションを探していた。 周辺は大音量の音楽と何を作っているか分からない屋台で賑わっている。 聞くと今日は音楽祭らしい。 旅客船から降りてきた外国人相手にしているツアー会社の呼び込みに 可能性としてここからアランヤプラテート(カンボジアへの越境の町)まで今から行けるか? 尋ねてみた。 「今から?」 「今から。」 「明日朝8時にここに来い。これで運んでやる。」 と側にあるミニバンを指差した。 それは作業員のおっさん5、6人を乗せて後ろは作業道具。のような細長いバン。 何時間掛かるか分からない移動を目の前の車で揺れる事を想像した。 絶対アクシデントが発生する。 何か嫌な予感。 何がオーケだか自分でも分からないが「オーケ。オーケー。」と同意すると何がありがたかったか分からないが「センキュー」と言い残して賑やかな方に歩きだす。 あの人が言っている事が全てではないはずだ。 本当に明日にならないと移動できないのかな? 今日泊まる所探さないといけないしな。 残りの日数と残金から1日1000バーツで過ごさなくてはいけないとすると 日中に移動し夜に疲れ宿を探すという流れを変えないといけないのかもしれない。 移動を夜から朝にかけてする事で 「宿泊」をホテルではなく車中にできないか? そうすれば移動で宿泊費をまかなえる。 19時回った。 ちょっとした決断が必要だ。 よし。今日は宿泊しないで移動する。 ちょっとでもコマを進める。 じり貧生活の後押しで 今からタイからカンボジアに入る国境の町アランヤプラテートに向かって歩き始める。 □■□■□■□■□■□■ タイ3日目④ ロンコーン。 一見木の実のようだけれど皮をむくとライチのような果実が出てくる。 タイ3日目④ ミスニューハーフ世界一のポスター。 ここタイが開催国というのがいかにタイにレディボーイが多いかが分かる。 本当に見分けが付かないのだが、 分かったのは、 タイでは美人で長身な女性は間違いなくレディボーイ。 そうでもないのは本当の女性。 整形をガンガンやっているからかもしれない。 タイ3日目④ ネットカフェ。 当たり前だが最初に立ち上がるサイトもタイ語、キーボードもタイ語、打ち込まれる文字もタイ語。 日本語で打ち込めるように変換出来ないか店員さんに聞いた所、日本語で打ち込む客が今までいないから「できない」とのこと。 そりゃそうだ。 タイ3日目④ よく売られているポテトチップス。 トムヤンクンに代表されるようにタイではエビが食べられているので「カッパえびせん」が人気のよう。 タイ3日目④ ラン島の帰り便の桟橋近くにあるセブンイレブン。 島に着いた港や浜辺付近にはなかったコンビニが「今から島を離れます」って所にある。 これに限らず、 船の着く場所と出港場所が端と端に分かれている所や 港まではモトサーなしでは行けない所、 このようなコンビニの場所、 島全体がいかに外国人に金を落とさせるか考えられて作られている。 タイ3日目④ ラン島〜パタヤの帰り便に乗り込む外国人。 「さっきチケット渡した。」 「もらってない」 で地元のタイ人ともめている。 本気で怒った白人は思ってたよりコワイ。 顔が赤くなっているが 怒っているから赤いのか 日焼で赤いのか 酔っ払って赤いのか分からない。

タイ3日目③ 2010年12月22日のブログから。 うそつけ!という話です。

「ラン島」というバンコクから車と船で5時間以上掛かる島に行きました。
そこはビーチしかない島です。
昼間着いた僕は海をそれなりに満喫したのですが、
日も落ちて「さて帰るか。」と昼間船が着いた桟橋まで行きました。
するとそこには誰もいません。
「あんなに砂浜に大勢外国人がいたのに。どこに行ったのだろう。」
不思議に思った僕はそこにいたタイの女子高校生に「船は何時来るの?」と聞きました。
すると女子高生は
「ここには船は来ないわよ!帰りの船は向こう側の港からよ!」とうっすらと見える港を指差します。

「最終便だから!急いだ方がいいよ!」

僕は「ありがとう!」とお礼をすると急いで向こう側の距離にしてだいぶある港に行かなくてはなりませんでした。

「こうなったら手段を選んでいられない!」と焦っていた僕は近くで待機していたモトサー(原付バイクのタクシー)に近付きました。

そのモトサーのおっさんは事の重要さが分かっているらしく値段交渉にあっさりオッケーすると「乗りな!」と急かします。

そして勾配が激しい山道をスイスイ行きます。

何年もこの仕事をしていて山道を熟知している感じでした。

凸凹がある所はスピードを落として、
対向車が見えない所は徐行して、

この分だとなんとか船が出る時間まで間に合いそうです。

僕はおっさんに感謝の気持ちと安堵感から
後ろから聞きたかった事を質問しました。

「How long time have you been working this job?(あなたはどのくらいこの仕事をしているの?)」

するとおっさんは僕が「港まであとどのくらい?」と尋ねていると思ったらしく「10分だ!」と言いました。

「見ててくれる?」
「見てるよ。」
「大丈夫?」
「大丈夫だよ。」

タイ3日目②

先程「ビーチチェアはどうだい?」と提案してきたおじちゃんに荷物を預けたかったが「盗るやつはいない。見ててやるから大丈夫だ。」と笑われた。

今そのおじちゃんを探したがどこにもいない。
どこか向こうの方に売りに出掛けているのだろう。

荷物全然見ててくれてないじゃん。
しょうがないからバックを腕に巻き付けてチェアに寝そべっている。

タイ3日目②

ラン島は外国人で賑わっていてタイ人といえば売り子だけ。
外国人の為に整備したような作りになっていて浜辺もここだけ。

後ろはすぐ山が迫っている。

タイ3日目②

「あれ。アジア系だ。
日本人かな?
あ。中国人だ。」

にしても白人の多い事。
タイはそっちの方の人に人気なんだなと感心する。

タイ3日目②

タイ語で「マプラオ」のココナツは元々はこのような小さなスイカぐらいある固い木の実で
若い衆がナタで削って割るものらしい。
全く知らなかった。

中を見るとちょっとココナツ水が入っているんだけどなんて事はない。
ストローから削った屑が口に入っちゃってペッペ。

タイ3日目②

白い所がココナツらしいけどやわなスプーンしか渡されてないものだから
小さい穴から中にへばりついた白いゼラチン質を削り取ろうとするけど、
スプーンが折れるし、
取れても白いの2センチぐらいだし、
底に落ちるし。
これどうやって食べるの!もういいよ!
「働けど働けど」だな!

トムヤンクン。

タイ3日目②

そういえばレモングラス嫌いだった。

これ衛生的に大丈夫かなぁ。
なんか魚を擂り身にして丸めた奴が入っている。
これはやめとこう。

うわ!

タイ3日目②

犬が隣で寝てる!
怖いんですけど!

タイ3日目②

夕日が傾くのが早い。

タイ3日目②

タイ3日目① ホテルを出た所にある大通り。 僕はよくホテル近くの通りを写真におさめることにしている。 ちょっとふらっと外に出た時に歩き過ぎて方向感覚を失いホテルに帰れなくなってしまう事がよくあるからだ。 ホテルカードがあれば住所も書いてあるので人に尋ねる時便利だが、ない時もある。 このように写真を撮っておくと「あった!」となる。 夜と朝の街の「通り」の様子があまりにも違うので「あ、こんな通りだったんだ。」とその変わりぶりに驚く。 モンキーバナナっぽい。 タイ3日目① ここには記さなかったが僕はバンコクでぼったくられた。 バナナ見て思い出した。 連れていかれたその店では 太いというよりお肉たっぷんたっぷんの女、 太すぎてお尻から足のかかとまで「大腿部」みたいな感じ。 想像できるだろうか。 「あのー。太すぎて、こうやって後ろから立っている所を見ると膝ぐらいまでが『お尻』に見えますよ?」っていう画。 その『「あのー。太すぎて、こうやって後ろから立っている所を見ると膝ぐらいまでが『お尻』に見えますよ?」』さんはポールがあるステージ上で裸で踊っていて モンキーバナナを女性のアソコに入れて 「ポーン!」とお客の顔に当てるという事をしていた。 ソファーで座っていた僕は「痛っ。」となった。 すると女が降りてきて、 近づいてきて、 「ごめんなさい」というと思ったら、 「はいバナナ当たったでしょ?200バーツ頂戴!」と請求。 「誰が「あのー。太すぎて、こうやって後ろから立っている所を見ると膝ぐらいまでが『お尻』に見えますよ?」さんの性器から出てきたモンキーバナナ顔に当てられて200バーツ払うんだよ!こら!」 その後もいろいろあってモメた。 思い出した。 そう。確かこのくらいのバナナだった。 タイのマックのドナルド君。 タイ3日目① 違った。名前なんだったっけ。 「ナマステー。」 タイ3日目① コンビニでアイスを買って写真のように「当たり」が出たのでもう一度お店に戻って、 アイス選んで、 レジで「当たったよ。これもらうね?」 と当たり棒差し出すと店員に「は?」という顔をされた。 「だから当たりが出たから!もらうよ?」 店員は「なんで?」みたいな顔してる。 どうやらタイのアイスの棒は全部こういう風に刻印されているらしい。 店員も まさか外国人がレジに舐め回した棒出してお店のアイス取っていこーとするとは思わなかっただろう。 恥ずかしかった。 人だかり。 タイ3日目① 何やら騒いでいる。 白人の外国人がどうやらボートに乗って楽しんだらしいのだが、タイの人の言っていた料金と違うので「払わない!」「払え!」でモメている。 これを暫く見物していたらあるタイ人が僕に「ボートに乗りませんか?」と売り込んできた。 「乗るわけねーだろ!」 タイ3日目① パタヤの海岸沿い。 昨日は暗くて全く見えなかったがこんな感じだったんだな。と思う。 昨晩ホテルのチェックインを済ませて暫くしたら夜中散歩に出掛けた。 そして海岸線を歩いていたらゲイに追いかけられた。 最初あれ?話し掛けてきた。と思ったら力強く腕を取られ「うわ男だ。」で腕を振り払ったら なんかブツブツ言い出すので構わず背中向けたら追いかけられた。 普通「追いかけられた」と言えばまぁ10、15mぐらいの短い距離だと想像するかもしれないが それは周りから見たら 「あの2人友達同士でしょ?じゃれてるんでしょ?」と思うぐらいの距離を追いかけられた。 30歳のおっさんがパタヤの海岸線で友達同士ぐらいの距離をゲイに追いかけられるの想像してほしい。 本当今度からやめてほしい。 この今までお伝えした バンコク ↓ アユタヤ ↓ パタヤ までは日本で考えていた日程だった。 ここからは旅をしながらルートを決めて行かなくてはならない。 タイでそのまま2週間過ごしてもよかった。 多分今思い返すとこの「ラン島」という島に船で行った辺りからその後のルートが変わったんだと思う。 タイ3日目①

タイの女の子は外国人に買われていた。 それはバンコクのタニヤ通りでもそうだしパタヤでも同じだった。 僕はパタヤでこの国のセックス産業をみた。 よくタイに行くと「タイにいる彼女が忘れられなくて再度タイに行きどんどんのめり込む」と聞くがこの意味が分かった。 僕はある少女達が案内したホテルの一室で ぬるい風を送ってくれるファンを見ながらさっきまでの行動を振り返っている。タイ2日目④ バンコクからバスで2時間掛けてパタヤに着いた時にはもう夜も20時回っていた。 バスターミナルを出たらとりあえず賑やかな海岸線を目指すのだが どっちに歩けばいいのか分からない。 バスターミナルには待っていましたとばかり原付に股がっているおっさんがいる。 それらは決まって「ウェアユゴーイング?」と勝手に話し掛けてくる。 おっさんの多くは蛍光色のゼッケンをつけていてどこかからの「公認」のような格好をしている。 法外な値段を取る悪徳なモトサーでないことをアピールしているみたいだが、手の込んだ悪徳に見える。 その一人に海岸線の方向を尋ねると 「乗っていくのか?」と聞かれる。 僕が「歩いていく。」というと 「海岸線の場所は知らない。」とへそを曲げた。 現金な奴らにさっさと別れを告げて 近くにあるセブンイレブンで海岸線を尋ねる。 「向こうだ。」 ヨーロッパ系の外国人が同じ方向を歩いている。 ついて行けばたどり着くだろう。 ここ「パタヤ」はベトナム戦争に従事していたアメリカ軍の保養地らしく街には英語が溢れている。 ホテルもリゾート丸出しで、 入り口やロータリーには派手な電飾と噴水やヤシの木なんかが設えてある。 要所要所で方向を聞いて歩くとショッピングモールのような所にたどり着いたので安心した。 ショップのセールの時に聞かれるような購買意欲を掻き立てる低音のリズムがどこからか聞こえてくる。 タイ2日目④ ピンクのネオン。 写真では見にくいが、 きわどい水着を着た大勢の女の子がポールダンスをしている。 お店はそれらをオープンにして外国人を呼び込む。 店の前で座っている呼び込みも10人ぐらいでエロ心を誘ってくる。 そんなお店が両サイド100m先まで建ち並ぶ。 ここら辺一帯が「ゴーゴーバー。」(お店で飲んで気に入った女の子を外に連れ出しデートする店) そんな感じだから単純道に迷って元の道に戻ろうとしても 店の前に座っている女の子に「あれ?またこいつだ。好きなんじゃないの?」と思われそうで行ったり来たりできない。 僕は道に迷っていて、 来た道に戻りたいのに恥ずかしいから「ぼくは童貞君」みたいにぐんぐん前に進む。 結果迷う。 あんなに露出されて大勢の前を歩かなくちゃいけないのはなぜか恥ずかしい。 海岸線にたどり着くとここでも白人系の人の多さに驚かされる。 今歩いている左手にはテラスがあるレストランが建ち並び、右手には道路、向こう側はちょっとした石畳があって、ヤシの木が生い茂りちょっとした憩いの場のようになっている。 そしてすぐ砂浜、海という具合だ。 タイ2日目④ 街灯はいいムードを演出しているのか、電気が供給できないだけなのか暗い。 レストランの店頭に置いてあるメニューに目を配らせる。 「外国人価格」になっている。 地元の人は高くて入らないレストラン。 道路挟んで向こう側、 海岸沿いの公園は怪しい。 何をする訳でもないタイの女性が多くて必ず2人組で佇んでいる。 これは明らかに「マッサージ(セックス)」だろう。 すると「どこから来たの?」と誰か話しかけてきた。 見ると22、23ぐらいの女の子。 「韓国だよ。」 「韓国?何日間こっちにいるの?」 「2週間ぐらいかな。」 「ふーん。」 「この辺に安宿ない?」 「どのくらい安い奴?」 「500バーツ。」 「ちょっと待って聞いてみる。」 すると違う女性が現れた。やっぱり2人組で行動していたらしい。 彼女等はまず片方が声を掛けて 何かにつけてもう一人現れるみたいだ。 縄張りもあるらしくそこからは動かないで来た外国人に話掛けるみたいだ。 僕は今来た女の子に同じ話をした。 彼女等は「こっちにおいで?ホテルまで案内してあげる。」と大通りに歩き出した。 「ちょっと待てちょっと待て。どこいくんだ?」 「ホテルよ。」 「自分一人でいけるよ。教えてよ。」 「私たち今日泊まる所ないんだけど。」 「無理無理。お金ないから。」 「私たちお腹空いているんだけど。」 僕はこの手の手法は 形は違えどバンコクで偉い目にあっている。 女性2人組はくすくす笑いタイ語で何やら話している。 「ついてきて。あなた名前は?」 「ケンジ。」 一通り「ケンジ〜!」「ケンジ!」と名前で面白がって、飽きるとスタスタと前を歩き始めた。 変な3人組は大通りを歩き続ける。 「どこにいくの?」という質問も もまあまあ付いてきなよ。という。 最初に話し掛けて来た一人は完全に意志がない。 もう一人はどうにか外国人から巻き上げようとしている。 安宿があることは分かった。 このまま前に行かせて巻いてやろうかなと思う。 彼女等は「何日間こっちにいるの?」と聞き 例えば「6日間」と答えるとその6日間「疑似彼女」を演じて「あそこに行こう」だの「これ買って」だの、お金を落とさせる。 自分の決められているコースに組み込もうとしている。 「個人的なツアー」だ。 それはホテルや飲食店なども予め決まっていて場所によってはマージンをもらえるのだろう。 そして帰国日には涙を流し「彼氏」を見送るとまた新しい外国人の「彼氏」に「あなたは何日間こちらにいるの?」と話し掛ける。 帰国した外国人にしてみればタイに彼女ができたら 「また会いに行きたい。」と思う。 これが『のめり込む』の正体だろう。 結婚すればいいが大体は現役を引退して羽をのばしに来た家庭のありそうな白人のおじさん達。 タイの女性にしてみれば「仕事」 一人では危険な外国人相手の「商売」だからか2人で行動して決して一人にはさせないようだった。 もしくは不景気で2人まとめて相手にしてもらおうとしている?様だった。 ホテルの周りには 明らかに繋がっているでしよ?と思わせるくらい屋台が多くて 手を繋いで「疑似的な恋愛」を楽しんでいる白人とタイ女性を見た。 タイ2日目④ 女性達がその後大通りから路地に入った所に入っていくと 案の定ホテルのチェックインカウンターで「3人で1500バーツだ」とフロントマンに告げられた。 「いやいや僕一人だ」 というと 「こちらの女の子は『3人で』と言っている」 僕は韓国人と言った手前バレないようにパスポートを差し出しながら 「いやいやこの子達は関係ない。」を貫いた。 とにかくセックスなんてしたらどんな奴が出てきて金を請求されるか分からない。 「だから最初に言ったように1人で泊まるんだけど?」 「じゃぁ部屋までいっていい?」 「なんで?」 「トイレ。」 彼女等は部屋でトイレを済ませると「これはあかん」と思ったのか諦めて帰って行った。 冷房が効いていない部屋を案内されたみたいだ。 部屋を確認してからお金を払うという基本的な事も忘れていた。

僕はバイクの後ろに乗りながらジーンズのポケットに手を突っ込んでお金を出す準備をしていた。

「ノーマネー」と伝えて乗ってはみたもののおばちゃんの好意に胸が苦しくなったからだ。 おばちゃんは急にバイクを砂利道の端に寄せ、 路上商のような人に何かを届け、 何やらタイ語で話しかけられた後 「え?これかい?違うよ!日本人を駅まで届けに行くんだよ!あー、忙しい忙しい!」と迷惑なのか、 嬉しがっているのか分からないような高い声で叫んでいた。 こっちに戻ってきて、 無言でバイクのエンジンを掛けるとまた走り出した。 拾ってくれてから今までのこの距離をもしあのまま歩いていたらと思うとぞっとする。 僕は右手に用意したコインをポケットにしまうとお札を用意した。 頭の中で英語を作っておく。 通りが賑やかになってくる。 タイ2日目③ 行き交うモトサーや車の多さが 駅が近い事を表している。 中央分離帯には黄色い王室の国旗とタイ王国の国旗が揺れ交互に現れては後ろになる。 歩道には露店が並び今日も汚くて美味しそうな物を売っている。 バイクがロータリーと言えない砂場に停められると おばちゃんは 「$仝#ゑΘ!」と指をさした。 僕はここが駅だ!と解釈してバイクを降り、 右手に用意していたお金を出した。 「センキューアイルギブサムマネー」と伝え終わるか終わらないかぐらいで おばちゃんは「¶ゞБ●#!¶ゞБ●#!」 と言うとささっと行ってしまった。 お金の為ではなく本当に心から助けてくれたんだと思うと胸が締め付けられ ちょっと涙が出そうになった。 多分あのおばちゃんにしてみれば当たり前の行為だったのだろうが 異国で心細い一人旅ではこのような行為をうけると「本当に本当にありがとう」という気持ちになる。 ちょっとした親切心に胸を打たれる。 これからバンコクに戻り今日中にタイのリゾート地「パタヤ」に向かうつもりだ。 タイ2日目③ ※アユタヤ〜バンコクへのバスチケット。 2枚あるのは途中バスからバスに乗り継ぐから。 タイ2日目③ ※バンコク〜アユタヤのバスの中で隣に座っていたタイのおばちゃんにタイ語を教えてもらっていたら仲良くなりおばちゃんが降り際に電話番号を教えてくれた。多分「この先何か困った事あったら掛けてね!」の意味だろう。 タイ2日目③ ※バンコク駅バスターミナルのセブンイレブンでソーセージドックを買ったら「スネ夫」のシールを貰った。何かのキャンペーン中らしい。

タイ2日目③ 今知らないおばちゃんの原付に乗っている。 先程寝釈迦を見た後歩き疲れたのでダメ元でヒッチハイクした。 それはすぐ捕まった。 「こんな所に人が歩いている事自体不思議だ。」というような顔つきでそのバイクは停まった。 僕は全く出来ないタイ語でなんとか「駅まで連れていって」と『歩き方』片手に伝えるが おばちゃんは眉間に皺を寄せてそんなのいいから「乗りな乗りな」とばかり急かす。 暑いから眉間に皺を寄せているのか、 何をこんな所歩いていんだ!乗れ!と怒りの皺なのか分からない。 こうやってバイクに乗っていると風が本当に気持ちいい。 〜1時間以上前〜 アユタヤ遺跡群に到着した僕はワット・ロカヤ・スタ、「寝釈迦(ねしゃか)」と呼ばれるものを見てみたかった。 よくタイで「ワット」は「寺院」の意味らしい。 今まで訪れた「ワットアルン」や「ワットプラケオ」「ワットポー」等 タイでは至るところに「ワット」がある。 これはタイに限ったことではなかった。 この後カンボジアに入った時の話、 タクシーを降りようとした僕に運転手が何か言った。 僕は何を言っているか分からないので 「What?(ワット?)」と尋ねたら 「ワット?(寺院?)ワットはあそこだ!」というボケをいただいた事があった。 僕は何いってるんだこいつはという意味で、また「ワット?」と聞き返すと その運転手は怒った口調で「だから!ワット(寺院)はあそこだ!見えるだろ!」と注意された。 ずーっとできる遊びだ。 話は戻って、 歩いていると注意書きが日本語で書かれてる。 タイ2日目③ 『頭のない仏像に自分の顔を置いて写真を撮るようなことはしないでください。』 ・・・。 頭のない仏像に・・・。 自分の顔を置いて・・・。写真を撮るようなことはしないでください・・。 日本語で書かれてるという事は日本人に多いのだろう。 ここら辺は遺跡群と呼ばれるだけあって見所は点在している。 「寝釈迦はどこだろう?」 「あそこにいるおばちゃんに聞いてみよう。」 家ともいえないバラック屋根の下にいるおばちゃんに 僕はジェスチャーで右腕を『枕』に見立て、 寝ている格好をして「寝釈迦」はどこ?と尋ねる。 おばちゃんも同じようなジェスチャーをしたので 「そうそう!どっち?」 と聞いたら 「すぐそこだ」と指さした。 指さした方には「ホテル」があった。 そうそう俺がホテルでこれからぐっすりって・・・ばかやろう。 頭のない仏像の上に自分の顔を置いてやろーかな。 僕は笑いながら「ありがとう」と伝えてそこを後にする。 タイ2日目③ 道とは呼べない道を歩いて行くと奥の方に黄色いのが見える。 あれがそうかな。 いた。 タイ2日目③ 寝釈迦・・。 ぐっすり寝てます。 めっちゃ周りガッシャンガッシャン工事されてますけど。 タイ2日目③ これじゃぁ起きちゃいそうだ。 「ここから駅までどのくらいあるのだろう。」 この後僕は初めてヒッチハイクをした。

タイ2日目①
6時45分ワッポン通りのゲストハウス〜ホワンポール駅へ。
バス代7バーツ。

タイのバスは特徴的だ。
バス停がない。
人が歩道に並んでいる所がバス停だ。

またその『人だかり』に着くバスは
例えばホワンポール行きなら51、78、 104、 121という番号が表示されている。
人々は自分の乗るバスの番号を暗記して乗る。
だから人々はバスを番号で覚えて乗る。

またその乗り方も適当で、例えば『人だかり』まであとちょっとの所でバスが渋滞にはまったり信号で止まったりすると人々はそこまで向かっていって乗ろうとする。

バスも開けて乗せちゃう。
だからみんなお目当てのバスが来たら道路に飛び出して走ってる車を制して乗り込む。
「危ない危ない!」と思うが国民性なのだろう。

バスに乗ると長い銀の筒を持った私服のおっさんがいてお金を徴収しに来る。

そのおっさんはどんなに大人数がバスに乗り込もうとも払っていない人を確実に覚えていて徴収しに来る。
乗客もタダ乗りしようという奴がいない。

僕はこれから遺跡群がある『アユタヤ』という所に向かうつもりだ。
僕は乗るバスを間違えない事と、
降りる所を間違えないようにしなければならない。

行き先がわからなかったら誰でもいいから近場のバス停を教えてもらい、

バス停に着いたらそこにいる誰かに「ここに行きたいんだがバス停はここで合ってるか?何番のバスに乗ればいいのか?」
と訪ねて回る。

そんな時英語がわからないタイの人は英語ができる人を呼んできてくれるし、

何番のバスに乗るかまではちょっとわからない時は近くで待っている人に聞いてくれる。
次第に僕を囲うようになる。
タイの人は親切だ。

普通外国人は市バスに乗らない。
大体がタクシーで移動する。

僕はこれから2週間過ごさないといけない『じり貧生活』だし、意志疎通が難しいタクシーはぼったくりに合うだろうしトラブルの温床だ。

面倒なので最初から市バスを利用する事に決めていた。
安いし市民に近い目線で物を見れるしいいと思う。

バスに乗り込むと外国人が市バスに乗ることが珍しいらしいのかジロジロ見られる。

僕はバスに乗るとまず
「ここのバスは〜に行くか?」
「降りる所に着いたら教えてくれ。」と銀の筒を持っている添乗員に伝える。

そして添乗員が「ここで降りるのよ。」と伝えやすいように運転手の隣の席に座る。

僕はこの旅中おそらく100回以上バスに乗ったがこの『バス停での行き先とバス番号確認』『乗り込んでからの確認』『降りる際の根回し』の3点だけは決まってやっていたお陰でどの国に行っても間違った場所で降りる事はなかった。

「ここよ?」
「コップンカー(ありがとう)」礼をして降りる。

ホワンポールから乗り継いでバンコクまで来た。
「あれ?ここどこ?『バンコク』じゃん!」

僕はバンコクという駅がある事をバンコクに着くまで知らなかった。

ここに来るまで気付いたが、タイでは電車の中で携帯をいじっている人が全くいない。
日本ならシート一列全員いじっているぐらいなのに。
持ってはいると思うのだが。
タイの携帯電話は娯楽性が少ないのかもしれない。

アユタヤへ
バンコクからバスターミナル113番50バーツ(150円)

高速バスの運転手が携帯で話しながら片手運転している。
ちょーこえー。

ホワンポールから3時間以上乗り継いでなんとか僕は古都アユタヤに着いた。

タイ2日目①

タイ1日目③
ワットアルンではしゃぐインド人がいる。
このインド人相当金持ちだな。
あれだ。なんだっけ。
「ニューリッチ」だ。

渡し船で元の場所に戻ってきてワットプラケーオと王宮を訪れる。

周りを見ると団体の中国人、ヨーロピアンが多い。
ここがタイということを忘れてしまう。

日本では見たことのないヨーロピアンの数だ。

いつでも暖かいタイは欧州の方にとって魅力的なのかもしれない。

王宮をちょっと歩いた所に「カオサン通り」というバックパッカーが集まる有名な通りがある。

僕はここら辺の宿の相場をはかる為「宿は空いているか?いくらか?」を何件も繰り返す。

まだ昼という事もあり1日目をカオサン通りで終わるのは物足りない。
それにここら辺は夜盛り上がる通りらしい。
体力も余裕がある。
僕はまたバスに乗りもう一度バンコクのターミナル駅ホワンポール駅を目指した。

タイ1日目③

●4/19
渋谷ぱちーんんんchallenge
渋谷シアターD
開場16時半
開演17時〜18時
500円

●4/26
渋谷ぱちーんんんchallenge
渋谷シアターD
開場18時半
開演19時〜20時
500円

※もしあれでしたらチケット有りますのでコメント欄に枚数とお名前書きこんでください。

もしあれでしたらで結構です。

タイ1日目④ ワッポン通りのゲストハウス(1泊300Bt)で僕はその日の夜まで寝て、
タニヤ通りのゴーゴーバーで騙されて、 近くのショットバーのようなお店でグリーンカレー食べた。
路上に座ってると「マッサージはどうだ?」と近づいてくる男がいる。
本当のマッサージならしたいがどうせセックスの事だろう。 もうこりごりだ。
「俺はさっき騙されたところだよ。」というと「あそこら辺は全員『男』だぞ!
こっちは女だ。あそこの男はそうだな・・・このマンホールぐらい穴あいてて全然気持ちよくないぞ。」と勝手に笑っている。
そうなんだ。と思う。

僕は無理難題を要求して追い払おうとしたが男も男で暇潰しに誘っているみたいだ。
ここら辺は日本人が多いらしい。
男がニヤニヤしながら「お前の『あそこ』は大きいのか?」と聞いてきので 僕は「このマンホールより大きいぞ。」と答えると
男は赤塚マンガみたいに笑っていた。

あー疲れた。 今日はもうゲストハウスに帰って寝ようと思う。

タイ2日目①
うそつけ!という話です。

「ラン島」というバンコクから車と船で5時間以上掛かる島に行きました。
そこはビーチしかない島です。
昼間着いた僕は海をそれなりに満喫したのですが、
日も落ちて「さて帰るか。」と昼間船が着いた桟橋まで行きました。
するとそこには誰もいません。
「あんなに砂浜に大勢外国人がいたのに。どこに行ったのだろう。」
不思議に思った僕はそこにいたタイの女子高校生に「船は何時来るの?」と聞きました。
すると女子高生は
「ここには船は来ないわよ!帰りの船は向こう側の港からよ!」とうっすらと見える港を指差します。

「最終便だから!急いだ方がいいよ!」

僕は「ありがとう!」とお礼をすると急いで向こう側の距離にしてだいぶある港に行かなくてはなりませんでした。

「こうなったら手段を選んでいられない!」と焦っていた僕は近くで待機していたモトサー(原付バイクのタクシー)に近付きました。

そのモトサーのおっさんは事の重要さが分かっているらしく値段交渉にあっさりオッケーすると「乗りな!」と急かします。

そして勾配が激しい山道をスイスイ行きます。

何年もこの仕事をしていて山道を熟知している感じでした。

凸凹がある所はスピードを落として、
対向車が見えない所は徐行して、

この分だとなんとか船が出る時間まで間に合いそうです。

僕はおっさんに感謝の気持ちと安堵感から
後ろから聞きたかった事を質問しました。

「How long time have you been working this job?(あなたはどのくらいこの仕事をしているの?)」

するとおっさんは僕が「港まであとどのくらい?」と尋ねていると思ったらしく「10分だ!」と言いました。

ホワンポール駅からワットポーに向かうバスの中から見るバンコクは僕には汚なく映った。

なんでも捨ててある道路の臭いが辺りを立ち込める。
路肩に並ぶ屋台からの嗅いだ事のない臭いに吐き気を覚える。

風景写真を撮る気分になれない。

マカサン駅からホワンポール駅まで29バーツ(90円)
「ここだよ。」で降りる。
ホワンポール駅出て向かい側にセブンイレブンがある。
こういう異国に来るとセブンイレブンを「知っている」というだけでまず入ってしまう。

「ここなら安心」という場所が見つかると本能が休まる。

包装されてある食料品に「助かった。」と思う。

ミネラルウォーターは7バーツ(21円)。
その国の金銭感覚を知るには自国生産のミネラルウォーターを買うといい。

タイの人々も同じ値札で買う「ミネラルウォーター」の標準的な値段が分かる。
何気なく入ったレストランの飲み物が外国人料金なのが分かる。

タイ1日目②

タイでは必ずペットボトルにストローが付いてくる。
なぜかは分からない。
衛生上?
マナー?
分からない。

バスに乗りワットポーまで。
タイ1日目②

僕が降ろされた所は辺りが臭くて鼻の穴を上唇で塞がないと歩けなかった。

「あんな汚いもの誰が喰うんだよ。」
「うわ汚いな。」
「インドみたいだな。」

汚いものを作って売っている屋台。

ただの「およしなさい」だ。

当初の僕には「屋台」はそう映っていた。

朝8時半から始まるワットポーの庭先で日本から着てきた上着を脱ぐ。
バンコクは朝から28℃。
夏だ。
周りには日本人がチラホラ。
6時に着いてまさかこんなに早く拝めるとは思わなかった。

辺りはなぜか写真に収めたいと思える「キラキラした奴」が建っている。

タイ1日目②
仏塔らしい。

僕は大して感動してないが「一応」撮る。

テレビや雑誌で見た事あるから。

一応携帯とデジカメ両方撮る。
アングルや斜光を気にして中腰になって撮る。

なぜなら「見た事ある奴」だから。
一応「綺麗に撮れたか確認」する。
満足して歩き出す。

「僕は今何を撮ったのだろう。」
仏塔って何だろう?
全く分からない。

仏塔も綺麗だが、
この境内にある「寝ブッダ」は凄い。

何が「凄い」かというと「必要以上に大きい」「必要以上に金」という事だ。

「一応見とこうかな」という軽い気持ちで来たがなんのなんの。

バンコクに来たら数ある寺院の中でここの「ワットポー」だけは行った方がいい。

タイ1日目②

僕がそうだったように
「凄いなー。」を自然に口にすると思う。

タイ1日目②

朝5時に着いたスワンナプール国際空港に人は誰もいない。
どこに行くか決めていないがとりあえず空港からバンコク中心の駅に向かう事にした。
「ホワンポール駅にはどうやっていくの?」
僕の第一印象だがタイ人は声が小さい。

例えが悪いかもしれないが猫のような声だ。
(その時の印象は間違っていなかったと後日分かる。タイ人女性は声が小さい。)

「それならまず『マッカサン駅』に行かなければならない。」
直通は早朝のこの時間電車が出ていないので
『マッカサン』にいけという。
空港から電車に乗るまで30分は掛かった。

異国に来ると最初の問題は空港から市街地までどのように行くかだ。

言葉の壁を感じる。
「英語私わからないちょっと待ってて」と暫くの間立たされる。

同じ便で来た他の乗客はもう誰もいない。

タクシーやバスで行ってしまったのだろう。

「あっちに電車がある」
「センキュー」

タイに来たらまず空港から乗ることになるだろう電車は殺風景でおもちゃの電車みたいだ。

座るソファーはソファーと呼べるものではなくプラットホームにあるベンチの材質で固くて痛い。
簡素な物だ。

また最初に気付くがタイの女性(この時はこれが一般的なタイの女性と思っていたが後々やや富裕層な事に気付く)は匂いがする。
あの柔軟剤の匂いかシャンプーのそれか、
香水というよりそういう類いだ。
また着ている服がカラフル。
日本でピンクは奇抜だがタイでは平気でそれやイエローやらも装う。

合ってる合ってないなんて関係ない。

僕は電車の中でそのような風景を目の当たりにした。
『マッカサン』まで行くと乗り換えてホワンポール駅まで行くのだがホームがない。

「新幹線が走る下」みたいな所に出た。

これは何かの間違えだともう一度改札に聞きに行く

「下に降りて右だ」
何回言わせるんだみたいな顔される。

でもどこにも線路は走っていない。

あの子の言い方がおかしいんだ。
もう一度誰かに聞いてみよう。
「出て右」

一回外に出て200mぐらい歩いて乗り換えるらしい。

これ「乗り換え」っていうか、
最寄りの駅まで歩いているじゃねーか。

これはタイの電車の「切符」
タイ1日目①

内臓されたICチップが行き先までの駅を記録している。

わたしはなんとかしてバンコクのハブ駅、
ホワンポール駅に着いた。
タイ1日目①

全然関係ないのですが、
ずーっと前から右手人差し指が痺れています。

11月中旬頃、
ジムで重いバーベル担いでスクワットやっていた際に肩の筋肉の筋を痛めてからなんですよね。

なので一人旅中はずっと痺れていました。

リュック背負っていても右だけ痛いんですよね。

凝ってる感じで。

肩の繊維を痛めると指先の神経が悪くなるとは思いませんでした。

たまーに右腕全体が痺れるんですよね。

自然に治るものなのか知りたいです。

あと全然関係ないのですが頭丸めました。

向こうの30℃を越す暑さとパタヤっていう解放感と同期のえんにち望月に「切ろよ」と言われたので。
人の意見はなるべく聞こうと。
600円でやってもらいました。
頭丸めると本当に楽ですね。

あと昨日からバイクが動かなくて困っていたんですが、
原因がバッテリー切れでした。
2週間もエンジン動かしていなかったからだと思います。
寒さでやられてしまったのでしょう。
年末に痛い出費です。
韓国はまた後程。

そんなとこかな。

ミカさんゆまさんいっつもありがとうねー!
ではー!

タイ#0