「今まで訪れた国々の話」カテゴリーアーカイブ

こちらは「もりたけんじが今まで訪れた国々の話」のカテゴリーです。
旅はわたしに気付かせてくれました。
たとえ海外に行かずともあなたの周りにいる価値観が会わない人を理解する事。
それこそが旅である。
旅は続けなくてはならない。ってね。

タイ2日目①
6時45分ワッポン通りのゲストハウス〜ホワンポール駅へ。
バス代7バーツ。

タイのバスは特徴的だ。
バス停がない。
人が歩道に並んでいる所がバス停だ。

またその『人だかり』に着くバスは
例えばホワンポール行きなら51、78、 104、 121という番号が表示されている。
人々は自分の乗るバスの番号を暗記して乗る。
だから人々はバスを番号で覚えて乗る。

またその乗り方も適当で、例えば『人だかり』まであとちょっとの所でバスが渋滞にはまったり信号で止まったりすると人々はそこまで向かっていって乗ろうとする。

バスも開けて乗せちゃう。
だからみんなお目当てのバスが来たら道路に飛び出して走ってる車を制して乗り込む。
「危ない危ない!」と思うが国民性なのだろう。

バスに乗ると長い銀の筒を持った私服のおっさんがいてお金を徴収しに来る。

そのおっさんはどんなに大人数がバスに乗り込もうとも払っていない人を確実に覚えていて徴収しに来る。
乗客もタダ乗りしようという奴がいない。

僕はこれから遺跡群がある『アユタヤ』という所に向かうつもりだ。
僕は乗るバスを間違えない事と、
降りる所を間違えないようにしなければならない。

行き先がわからなかったら誰でもいいから近場のバス停を教えてもらい、

バス停に着いたらそこにいる誰かに「ここに行きたいんだがバス停はここで合ってるか?何番のバスに乗ればいいのか?」
と訪ねて回る。

そんな時英語がわからないタイの人は英語ができる人を呼んできてくれるし、

何番のバスに乗るかまではちょっとわからない時は近くで待っている人に聞いてくれる。
次第に僕を囲うようになる。
タイの人は親切だ。

普通外国人は市バスに乗らない。
大体がタクシーで移動する。

僕はこれから2週間過ごさないといけない『じり貧生活』だし、意志疎通が難しいタクシーはぼったくりに合うだろうしトラブルの温床だ。

面倒なので最初から市バスを利用する事に決めていた。
安いし市民に近い目線で物を見れるしいいと思う。

バスに乗り込むと外国人が市バスに乗ることが珍しいらしいのかジロジロ見られる。

僕はバスに乗るとまず
「ここのバスは〜に行くか?」
「降りる所に着いたら教えてくれ。」と銀の筒を持っている添乗員に伝える。

そして添乗員が「ここで降りるのよ。」と伝えやすいように運転手の隣の席に座る。

僕はこの旅中おそらく100回以上バスに乗ったがこの『バス停での行き先とバス番号確認』『乗り込んでからの確認』『降りる際の根回し』の3点だけは決まってやっていたお陰でどの国に行っても間違った場所で降りる事はなかった。

「ここよ?」
「コップンカー(ありがとう)」礼をして降りる。

ホワンポールから乗り継いでバンコクまで来た。
「あれ?ここどこ?『バンコク』じゃん!」

僕はバンコクという駅がある事をバンコクに着くまで知らなかった。

ここに来るまで気付いたが、タイでは電車の中で携帯をいじっている人が全くいない。
日本ならシート一列全員いじっているぐらいなのに。
持ってはいると思うのだが。
タイの携帯電話は娯楽性が少ないのかもしれない。

アユタヤへ
バンコクからバスターミナル113番50バーツ(150円)

高速バスの運転手が携帯で話しながら片手運転している。
ちょーこえー。

ホワンポールから3時間以上乗り継いでなんとか僕は古都アユタヤに着いた。

タイ2日目①

タイ1日目③
ワットアルンではしゃぐインド人がいる。
このインド人相当金持ちだな。
あれだ。なんだっけ。
「ニューリッチ」だ。

渡し船で元の場所に戻ってきてワットプラケーオと王宮を訪れる。

周りを見ると団体の中国人、ヨーロピアンが多い。
ここがタイということを忘れてしまう。

日本では見たことのないヨーロピアンの数だ。

いつでも暖かいタイは欧州の方にとって魅力的なのかもしれない。

王宮をちょっと歩いた所に「カオサン通り」というバックパッカーが集まる有名な通りがある。

僕はここら辺の宿の相場をはかる為「宿は空いているか?いくらか?」を何件も繰り返す。

まだ昼という事もあり1日目をカオサン通りで終わるのは物足りない。
それにここら辺は夜盛り上がる通りらしい。
体力も余裕がある。
僕はまたバスに乗りもう一度バンコクのターミナル駅ホワンポール駅を目指した。

タイ1日目③

●4/19
渋谷ぱちーんんんchallenge
渋谷シアターD
開場16時半
開演17時〜18時
500円

●4/26
渋谷ぱちーんんんchallenge
渋谷シアターD
開場18時半
開演19時〜20時
500円

※もしあれでしたらチケット有りますのでコメント欄に枚数とお名前書きこんでください。

もしあれでしたらで結構です。

タイ1日目④ ワッポン通りのゲストハウス(1泊300Bt)で僕はその日の夜まで寝て、
タニヤ通りのゴーゴーバーで騙されて、 近くのショットバーのようなお店でグリーンカレー食べた。
路上に座ってると「マッサージはどうだ?」と近づいてくる男がいる。
本当のマッサージならしたいがどうせセックスの事だろう。 もうこりごりだ。
「俺はさっき騙されたところだよ。」というと「あそこら辺は全員『男』だぞ!
こっちは女だ。あそこの男はそうだな・・・このマンホールぐらい穴あいてて全然気持ちよくないぞ。」と勝手に笑っている。
そうなんだ。と思う。

僕は無理難題を要求して追い払おうとしたが男も男で暇潰しに誘っているみたいだ。
ここら辺は日本人が多いらしい。
男がニヤニヤしながら「お前の『あそこ』は大きいのか?」と聞いてきので 僕は「このマンホールより大きいぞ。」と答えると
男は赤塚マンガみたいに笑っていた。

あー疲れた。 今日はもうゲストハウスに帰って寝ようと思う。

タイ2日目①
うそつけ!という話です。

「ラン島」というバンコクから車と船で5時間以上掛かる島に行きました。
そこはビーチしかない島です。
昼間着いた僕は海をそれなりに満喫したのですが、
日も落ちて「さて帰るか。」と昼間船が着いた桟橋まで行きました。
するとそこには誰もいません。
「あんなに砂浜に大勢外国人がいたのに。どこに行ったのだろう。」
不思議に思った僕はそこにいたタイの女子高校生に「船は何時来るの?」と聞きました。
すると女子高生は
「ここには船は来ないわよ!帰りの船は向こう側の港からよ!」とうっすらと見える港を指差します。

「最終便だから!急いだ方がいいよ!」

僕は「ありがとう!」とお礼をすると急いで向こう側の距離にしてだいぶある港に行かなくてはなりませんでした。

「こうなったら手段を選んでいられない!」と焦っていた僕は近くで待機していたモトサー(原付バイクのタクシー)に近付きました。

そのモトサーのおっさんは事の重要さが分かっているらしく値段交渉にあっさりオッケーすると「乗りな!」と急かします。

そして勾配が激しい山道をスイスイ行きます。

何年もこの仕事をしていて山道を熟知している感じでした。

凸凹がある所はスピードを落として、
対向車が見えない所は徐行して、

この分だとなんとか船が出る時間まで間に合いそうです。

僕はおっさんに感謝の気持ちと安堵感から
後ろから聞きたかった事を質問しました。

「How long time have you been working this job?(あなたはどのくらいこの仕事をしているの?)」

するとおっさんは僕が「港まであとどのくらい?」と尋ねていると思ったらしく「10分だ!」と言いました。

ホワンポール駅からワットポーに向かうバスの中から見るバンコクは僕には汚なく映った。

なんでも捨ててある道路の臭いが辺りを立ち込める。
路肩に並ぶ屋台からの嗅いだ事のない臭いに吐き気を覚える。

風景写真を撮る気分になれない。

マカサン駅からホワンポール駅まで29バーツ(90円)
「ここだよ。」で降りる。
ホワンポール駅出て向かい側にセブンイレブンがある。
こういう異国に来るとセブンイレブンを「知っている」というだけでまず入ってしまう。

「ここなら安心」という場所が見つかると本能が休まる。

包装されてある食料品に「助かった。」と思う。

ミネラルウォーターは7バーツ(21円)。
その国の金銭感覚を知るには自国生産のミネラルウォーターを買うといい。

タイの人々も同じ値札で買う「ミネラルウォーター」の標準的な値段が分かる。
何気なく入ったレストランの飲み物が外国人料金なのが分かる。

タイ1日目②

タイでは必ずペットボトルにストローが付いてくる。
なぜかは分からない。
衛生上?
マナー?
分からない。

バスに乗りワットポーまで。
タイ1日目②

僕が降ろされた所は辺りが臭くて鼻の穴を上唇で塞がないと歩けなかった。

「あんな汚いもの誰が喰うんだよ。」
「うわ汚いな。」
「インドみたいだな。」

汚いものを作って売っている屋台。

ただの「およしなさい」だ。

当初の僕には「屋台」はそう映っていた。

朝8時半から始まるワットポーの庭先で日本から着てきた上着を脱ぐ。
バンコクは朝から28℃。
夏だ。
周りには日本人がチラホラ。
6時に着いてまさかこんなに早く拝めるとは思わなかった。

辺りはなぜか写真に収めたいと思える「キラキラした奴」が建っている。

タイ1日目②
仏塔らしい。

僕は大して感動してないが「一応」撮る。

テレビや雑誌で見た事あるから。

一応携帯とデジカメ両方撮る。
アングルや斜光を気にして中腰になって撮る。

なぜなら「見た事ある奴」だから。
一応「綺麗に撮れたか確認」する。
満足して歩き出す。

「僕は今何を撮ったのだろう。」
仏塔って何だろう?
全く分からない。

仏塔も綺麗だが、
この境内にある「寝ブッダ」は凄い。

何が「凄い」かというと「必要以上に大きい」「必要以上に金」という事だ。

「一応見とこうかな」という軽い気持ちで来たがなんのなんの。

バンコクに来たら数ある寺院の中でここの「ワットポー」だけは行った方がいい。

タイ1日目②

僕がそうだったように
「凄いなー。」を自然に口にすると思う。

タイ1日目②

朝5時に着いたスワンナプール国際空港に人は誰もいない。
どこに行くか決めていないがとりあえず空港からバンコク中心の駅に向かう事にした。
「ホワンポール駅にはどうやっていくの?」
僕の第一印象だがタイ人は声が小さい。

例えが悪いかもしれないが猫のような声だ。
(その時の印象は間違っていなかったと後日分かる。タイ人女性は声が小さい。)

「それならまず『マッカサン駅』に行かなければならない。」
直通は早朝のこの時間電車が出ていないので
『マッカサン』にいけという。
空港から電車に乗るまで30分は掛かった。

異国に来ると最初の問題は空港から市街地までどのように行くかだ。

言葉の壁を感じる。
「英語私わからないちょっと待ってて」と暫くの間立たされる。

同じ便で来た他の乗客はもう誰もいない。

タクシーやバスで行ってしまったのだろう。

「あっちに電車がある」
「センキュー」

タイに来たらまず空港から乗ることになるだろう電車は殺風景でおもちゃの電車みたいだ。

座るソファーはソファーと呼べるものではなくプラットホームにあるベンチの材質で固くて痛い。
簡素な物だ。

また最初に気付くがタイの女性(この時はこれが一般的なタイの女性と思っていたが後々やや富裕層な事に気付く)は匂いがする。
あの柔軟剤の匂いかシャンプーのそれか、
香水というよりそういう類いだ。
また着ている服がカラフル。
日本でピンクは奇抜だがタイでは平気でそれやイエローやらも装う。

合ってる合ってないなんて関係ない。

僕は電車の中でそのような風景を目の当たりにした。
『マッカサン』まで行くと乗り換えてホワンポール駅まで行くのだがホームがない。

「新幹線が走る下」みたいな所に出た。

これは何かの間違えだともう一度改札に聞きに行く

「下に降りて右だ」
何回言わせるんだみたいな顔される。

でもどこにも線路は走っていない。

あの子の言い方がおかしいんだ。
もう一度誰かに聞いてみよう。
「出て右」

一回外に出て200mぐらい歩いて乗り換えるらしい。

これ「乗り換え」っていうか、
最寄りの駅まで歩いているじゃねーか。

これはタイの電車の「切符」
タイ1日目①

内臓されたICチップが行き先までの駅を記録している。

わたしはなんとかしてバンコクのハブ駅、
ホワンポール駅に着いた。
タイ1日目①

韓国2日目②
「あ。ジャガーだ。」
と思ったら

「ダイナスティー」だ。
韓国2日目②

何ダイナスティーって。
明洞(ミョンドン)辺りでは往来する車は全て新車なのではないかと見紛えるくらいピカピカな車が多い。

バスも新しいバスだし。

ここら辺の人々に最近何があったのだろう。

ただ日本車は少なくて多分だがどれも韓国産の車だ。
あれ?このヘッドライトの感じ「エスティマかな?」と思って近づくと「なんのこっちゃわからへん車種」だ。

あれ?これは明らかに「グロリア」だな。
と思って近づくと「なんのこっちゃわからへん車種」

本当申し訳ないけど車のデザイン寸借してますよね?が多い。

韓国の地下鉄の入り口。
韓国2日目②

韓国はとにかく人を下に下に行かす。
人を下に行かすという事は人はやがて地上に上がると言うことで、
これが上がらす時に(全てとは言わないが)階段で上がらす。

疲れてしょうがない。

わたしは何段階段を登っただろう。
わしゃキャンプ中の清原か。

韓国の地下鉄は綺麗だ。
韓国2日目②

ホームの所に大型液晶テレビが次の列車の案内をする。
日本は電光掲示板みたいな奴だけどね。

「綺麗さ」と「外国人観光客に優しい」という意味において日本の地下鉄は韓国に一歩前を行かれているなぁと感じる。

相当ボッコボコに工事しないと追い付かないだろう。
ホームと線路はこのようにガラス張りになっている。

韓国2日目②

最近できた日本の地下鉄は腰までの高さのそれができたけど。
部屋に入るみたいに電車に乗り込む。

全然関係ないのですが、
ずーっと前から右手人差し指が痺れています。

11月中旬頃、
ジムで重いバーベル担いでスクワットやっていた際に肩の筋肉の筋を痛めてからなんですよね。

なので一人旅中はずっと痺れていました。

リュック背負っていても右だけ痛いんですよね。

凝ってる感じで。

肩の繊維を痛めると指先の神経が悪くなるとは思いませんでした。

たまーに右腕全体が痺れるんですよね。

自然に治るものなのか知りたいです。

あと全然関係ないのですが頭丸めました。

向こうの30℃を越す暑さとパタヤっていう解放感と同期のえんにち望月に「切ろよ」と言われたので。
人の意見はなるべく聞こうと。
600円でやってもらいました。
頭丸めると本当に楽ですね。

あと昨日からバイクが動かなくて困っていたんですが、
原因がバッテリー切れでした。
2週間もエンジン動かしていなかったからだと思います。
寒さでやられてしまったのでしょう。
年末に痛い出費です。
韓国はまた後程。

そんなとこかな。

ミカさんゆまさんいっつもありがとうねー!
ではー!

タイ#0

概要
この度わたしは11月25〜12月10日まで東南アジアを1人旅してきました。
今回僕が見てきた場所はこちらです。

バンコク(タイ)

アユタヤ(タイ)

パタヤ(タイ)

ラン島(タイ)

アランヤプラテート(タイ)


シソボン(カンボジア)

シエリムアップ(カンボジア)

プノンペン(カンボジア)

ホーチミン(ベトナム)

ハノイ(ベトナム)

ビエンチェン(ラオス)

ノンカーン(タイ)

バンコク(タイ)

当初タイのバンコクに滞在しようと思っていましたが、
行く先々の物がわたしの「もっと他のが見たい!」という欲求を駆り立てました。

今回わたしはバンコクのスワンナプール空港発帰国便でしたので最終的にはバンコクに帰らなければなりませんでした。

なのでその為のルートを念頭に置き移動しなければなりませんでした。

東南アジアを回った方なら分かって頂けると思いますが、
僕が一番の決断をしなければならなかったターニングポイントは
ホーチミンからハノイに向かうか、
それともホーチミンからプノンペンに戻るか、でした。
この決断は本当に怖かった。

ハノイに行ったら行く先の時刻表いかんで容易に帰って来れない。
急ぎの旅になるのは確実。 お金にも時間にも貧しくなる。
プノンペンに向かえば確実に時間内に日本に帰れる。ここホーチミンにいればなんとかやっていける。
資金面でも余裕ができる。そもそもこの旅はどういう目的だっただろう。
そんなラオスに行きたいのか?
ホーチミンでゆっくりしてれば良くない?
ハノイに何があるというのか?
ハロン湾そんなに見たい?また来ればいいのではないか?
陸路でベトナム来ただけでも良くない?
片道88万0000ベナンドル。
ベトナムでずっといい思いできるでしょ?
何杯美味しいカフェ飲めるのよ。

自分に問いただしていました。

何かハノイに向かわせる「理由」がないと

何かそれらのいいイメージを覆す物がないとでした。

僕をハノイに向かわせたものはこれらの考えでした。
新しい場所に行きたい。ここの自分が設けた限界を越えるかどうかが成長したかどうかだ。
行けば何かあるはずだ。
「ラオス行った事ある」って言いたい。
見た事ある場所に戻っちゃだめだ。
まぁでもハロン湾見てみたい。
何でそれが「世界遺産」なのか確かめたい。
列車の旅も面白いんじゃないか。
帰ってこれなかったらそれはそれで話せる。
『本当の勇気見せてくれたら。ロマンチックあげーるよ。ロマンチックあげーるよ。ドキドキ胸にキラキラ光る夢をあげーるよ。(ドラゴンボールエンディングテーマ)』
等でした。

今回の旅はちょっとしんどかったです。
野宿したり、
ヒッチハイクしたり、マフィアを呼ばれたり。

また多くの人に助けてもらいました。

僕はこの旅で分からなかったらすぐ「エクスキューズミー」を言ってました。 曲がり角がある度 「エクスキューズミー」 変なものを見る度 「エクスキューズミー」 「エクスキューズミー」を何百回言ったか知りません。

余りにも言い過ぎて自分の名前「エクスキューズミー君」にしようかなと思ったぐらいです。

さておき。

このブログがこれから東南アジアに行かれる方に有意義な情報を与えられれば幸いです。

羽田空港
羽田空港

今羽田空港です。

これから2週間タイに行ってきます。

12月10日朝6時羽田に帰ってきます。
今回は「〜を見たい」「〜をしたい」というよりは現地の人やそこにいるツーリストといい出会いができたらと思います。

なので何を見たいというわけではありません。

別れ際に頬に涙が伝うような出会いがあればといいなぁと思っています。

タイ語も出来るようになって帰ってこれたらいいなぁと思っています。

このような理由から当初予定していたベトナムには「急ぎの旅」になりそうなので行きません。

カンボジアにあるアンコールワットにも行こうと思っていますが
陸路国境付近でアライバルビザをめぐり一悶着あるらしいので今はどうしようか迷っています。

なのでバンコク→アユタヤ→パタヤ→?

そこから先はどうなるか分かりません。
あんまり決めてもですしね。

今回も野宿する事になりそうです。
ゲストハウスが安いといっても2週間毎日泊まったら資金が底をつきそうです。
なので、
歩いて、歩いて、
疲れたら『そこ』に寝ます。
資金面でいわゆるタイ料理も安いものになるでしょう。
生水が不衛生という事だし食べ物にも注意しないといけません。
ただ僕がタイを信用して、暴食して、
腹を下し悶絶した時
それはタイから「ようこそ」と手を広げられた時だという事も知っています。
なので早くバカになって腹を下したいと思います。

わくわくに忠実に生き抜いて、
琴線に触れるような出会いをして、
適度にうんこ踏んで来ることをお約束致しまして出発のご挨拶とさせて頂きます。

死んだら笑ってください。

いたたたた。

意識が戻ると同時に腰に痛みを覚える。

「今何時?」
5時か。
それでも結構寝れた。

コンクリートがもうちょっとふわふわしてたらあと3時間は寝れた。

背中に付いた砂利を払いながら立ち上がる。

30歳の朝を韓国で迎える
30歳の朝を韓国で迎える

明洞(ミョンドン)の朝は静かで誰一人いない。

これから朝ごはんを食べなくてはいけない。

あ。
地下道で寝てる人がいる。韓国ではホームレスは珍しい。
家族を大事にするお国柄か後にも先にもこれ以降見かけることはない。

韓国のホームレス
韓国のホームレス

僕はこんな感じの白身魚が小学校の給食に出てきたのを思い出す。

韓国の屋台
韓国の屋台

南大門の朝は早い。
屋台で仕込みをしているおばさんは僕を食べてきなよ!と促す。

僕はそれまで異国の「屋台」というと汚いイメージを持っていたが
ここ韓国の南大門市場はどこもかしこもピカピカにしてある。

韓国のピカピカの屋台
韓国のピカピカの屋台

店内を見ても掃除が行き届いている。

おばあちゃんの人当たりも良い。

僕はかねてから食べたかった本場のパジョン(チヂミ)を頼む。

美味しそうにチヂミを作る韓国の店員
美味しそうにチヂミを作る韓国の店員

作ってくれた。
美味しいけど朝から一人じゃ食べられない。

韓国のチヂミ
韓国のチヂミ

あと「サムゲタン」を食べよう。

新村(シンチョン)では「ソルロンタン」と間違えてお目にかかれなかった。

誕生日に食べたサムゲタン
誕生日に食べたサムゲタン

これみて。これ。

誕生日に食べたサムゲタンうまそう
誕生日に食べたサムゲタンうまそう

鳥が丸ごと。

グロいけど本当に美味しい。
6000Wウォン(500円)
日本ではこのボリュームで食べれないんじゃないかな。

さっきからあのおっさんがどこからかビンを持ってきてテーブルに置いてまたどこかに行く。

それを往復10回ぐらいやってる。

朝一の韓国の大衆食堂
朝一の韓国の大衆食堂

たまーにこちらに話し掛けてくる。

僕を韓国人と間違えているのかもしれない。

向こうの席では家族がご飯を囲んでる。

朝5時から家族でこーゆう所で食べるんだなぁ。
とその団体行動に感心する。

手際がいい韓国の朝一の風景
手際がいい韓国の朝一の風景

ここから地下鉄3号線に乗って「独立門」にいこうと思う。

カラオケ喫茶
カラオケ喫茶

オーケーオーケー。センキュー。

ここのホテルも満室らしい。
さっきから明洞(ミョンドン)のメインストリート、忠武路(チョンムロ)を駅の方へ歩きながら今日寝る所を探す。

どうしよっかな。

通りに面しているマンガ喫茶を訪ねる。

韓国のネットカフェは寝る所ではない。
全てオープン席で日本のように「個室」というものはなく、シート席もないから朝まではいられない。

韓国では「一人で」みたいな考えはないようだ。

なのでコンビニ弁当も置いてないし、
料理も一人分の量でないし、
個室という考え方もないのだろう。

駐車場を見つけた。
もう24時を回っている。

思い起こせば今日の早朝、
そのコンビニの従業員はレジから自動ドアまで出てきて、
外を指差して聞いてきた。

「あそこ見える?ほらあそこ。」

「ああ見える見える。」

「あそこに20時集合ね?」
「19時?(ナインティーン)」
「違う違う。(トゥエンティ)」
「わかったわかった。」

「デパート前ね。」

「デパート前。」

「これはわたしの奢り。あなたはお金を大切にしなくてはいけない。」

「センキュー。」

僕は20時に待ち合わせ場所で座っている。

携帯の電池もなくなりそうだ。

あれ?
俺間違えたかな。
指さしてたのここのデパートだよな?
あれ?19時だったのかな。リスニング間違えたかな。英語で「フロント」っていってたけど。
つまりは「外」っていう意味だよね?
「デパートの前」だよな。
まさかデパート内にホテルの「フロント」みたいな所はないよな。

あと1時間待って来なかったらどこか違う場所に行こう。

集合時間から1時間半過ぎている。

「あなたは今どこにいるの?」直訳するとこうなる。
受信した。

集合時間から1時間半も経っているのになぜこの2人はメールのやり取りをしなかったのだろう。

韓流女性は手にお土産を持ってきてくれたみたいだ。
「私は村上春樹が好きなの。」
「『1Q84』読んだ?」
「読んだ読んだ。」
「あと誰好きなの?」
「アオイユウ。」

ここがソウル駅か。
そういえば初めて来た。
ソウル駅は駅前がバスのターミナルになっている。

日本みたいに駅前=繁華街ではなく飲食店もない。
「割り切っている」感じだ。

ナンデムンから歩いていけるんだ。

韓流女性はお食事をご馳走してくれる。

韓国の人は「ホスト」と「ゲスト」という立場がきっちりしているらしい。

「ホスト」はそれが誰であれゲストに対して絶対に奢る。
沢山の料理でもてなす。
『韓定食』に小鉢が多い理由が分かる。

この場合日本人が『韓国に来た』という状態なのでよくしてくれたのだと思う。

なのでしばしば逆に日本に来た韓国の女性は自分たちは奢られて当然と思っているらしい。

僕ももうちょっと日本に来た韓国の方や外国の方によくしないといけない。

韓国の女性は結婚すると髪を短く切ってパーマかけちゃうという。
なるほどだから韓国の主婦はみんなパーマのイメージなのか。

なので未婚か既婚かがすぐ分かるという。

こう喋っていると思うのだが何で韓国の人の英語は発音がいいのだろう。
何か英語の授業が日本と違うのかもしれない。

明洞(ミョンドン)に戻り韓国料理屋で明日の計画と書き物をする。

どうやらあそこの席に座っている2人は日本人みたいだ。
さっき韓国に着いたようだ。

こうやって異国にいると日本人に出会う事がよくある。

こういう状況になった方なら分かると思うが、
お互い日本人だと分かると日本語で周波数を合わせる事がある。
日本語を日本人に聞かせる事によって日本人だという反応を見る。
だから声が大きくなる。
僕はいつも「この作業」って何なんだろうと思う。

頼んだキムチチゲが来た。

20代最後の夜に食べたチゲ
20代最後の夜に食べたチゲ

韓国の印象。
『危なくない。』
誰も近寄って来ないし騙そうとしない。
金をぼられる事もない。
なんのトラブルもなく物事を進められる。

「誰も近寄って来ない」というのはこれはこれで寂しいものだ。

韓国に「うんこ」を踏みに来た僕はこれがいいのか悪いのか分からない。

こういうある程度成熟している国なら2人で来てもいいのかもしれない。

ただ2人で来たら韓流女性との出逢いもお食事もなかっただろう。

そろそろ24時だ。
24時過ぎると韓国の渋谷から人が誰もいなくなる。
終電がないからかもしれないが
日本の繁華街との違いを見る。

マン喫がないミョンドン
マン喫がないミョンドン

真面目な国、韓国。

ホテルを探そう。

オーケーオーケー。センキュー。

ホテルはどこも満室。
マンガ喫茶は寝れない。

「あんな所に駐車場がある。」
眠くて眠くて立っていられない。
『疲れて座った所が宿』だ。

20代最後の夜、
僕は明洞(ミョンドン)の駐車場で野宿をする。

20代最後の夜は駐車場で野宿
20代最後の夜は駐車場で野宿

リュックを腕に巻いて枕にする。
ゴツゴツしていい感じだ。

「これはひとつ幾らだ?」
自分でいうのもあれだが、こうして外国で買い物をしていると値切るのがうまくなる。
僕は南大門(ナンデムン)の雑多な通りにある露店商、靴下屋さんでおばちゃんと交渉している。

おばちゃんは
「1つ2000W(ウォン)だ」と当たり前のように言い放つ。
僕「1500ウォンにしてくれないか?」

おばちゃん「いいや、2000ウォンだ!」

僕「じゃぁ2つ買うから1500ウォンにしてくれないか?

おばちゃん「わかった。そしたら3つ買え!そうすれば1つ1500ウォンで4500ウォンだ。」

僕「いや3つだったら4000ウォンだ。」

おばちゃん「なんでだ!1500が3つで4500ウォンだ」
僕「3つ買うから4000ウォンにしてくれってことだよ!」

おばちゃん「なんでだよ!(手に持っていた靴下を靴下の山に投げる)本当は1つ2000ウォンだぞ!それを1つ1500にしたんだぞ!」

「オーケーオーケー買う買う。4500ウォンね。」

お互い靴下でこんなに言い合うとは。
でも、
やっぱり1つ2000ウォンじゃなかったしね。

「センキュー。」

日本では高いモコモコ靴下はここ韓国では3つで240円だった。

衣料品はここ韓国では安い。
ただデザインはまずい物ばかりでそれさえ妥協すればいい買い物ができる。

ナイキやアデダス等ブランド品も安いのかなぁ?と思いショップに入ってみると案の定その価格は日本と変わらない。

どこの国でも価格が変わらないのが世界的な「ブランド」なのかもしれない。

ナンデムン市場の大通り沿いに「サウナ」と呼ばれる銭湯がある。

ナンデムンにあるサウナ
ナンデムンにあるサウナ

日本人向けにカタカナで「サウナ」と書かれている所が訪れる日本人が多い事をうかがわせる。

入ってみると日本となんら変わらない。
変わるといえば薄型の大型テレビがどーんと置いてある所。
韓国はどこにでも薄型テレビがある。

ナンデムンにあるサウナで韓国のバラエティ
ナンデムンにあるサウナで韓国のバラエティ

そしてみなさん一様にテレビに食いついている。

従業員もお客さんと一緒に見てる。

韓国のバラエティー番組は出演者がすぐに踊り出す。
司会者が雛壇に座っている人にダンスするように促す。
みんなそれを見て笑ってる。
これが韓国のバラエティーなんだなと思う。

韓国はダンスが上手くないと芸能人になれないと聞いた事がある。

完璧なダンスが売りの「Kポップ」と呼ばれる物がもてはやされるゆえんを見た。

あ。あの女性。
韓国のお笑い芸人として
日本に来てたな。
名前なんだっけ。

風呂に入ろう。

あー気持ちいい。

久しぶりにお風呂に入った気がする。

泡風呂はどこでもあるんだなぁ。

あ。サウナがある。

ふぅ。
暑いなぁ。
暑いなぁ。
でよ。

そうすれば俺韓国で生水を飲まないようにしてたけどお風呂も生水だよな?

あんなに「生水は嫌い嫌い」言ってた俺は銭湯来る権利あるのかな。
風呂はいいか。
まぁ飲む訳じゃないしな。
あ。あんな所に貼り紙が貼ってある。
「アカスリ」かぁ。
15000ウォンね。
本場韓国のアカスリ。
ちょっとやってみようかな。
これやりたい時どうするんだろう。

あ。一回銭湯から出てフロントに行くってこと?

えーと、ちょっと体拭いて。

「エクスキューズミー。アイウドゥライクアカスリ。ワッシュダイドゥ。」

あ。今から用意して銭湯に来るのね。
風呂場にいればいいのね。オーケー。

あ。
来た来た。

フロントにいたお前がやるんかーーい。

フロントいなくて大丈夫なんかな。

この台に寝るの?
こう?
仰向け?
あ。うつぶせね。

ちょっと怖いな。
素っ裸で何されるんだろ。アカスリか。

うん。
あ、そうやって赤い鍋掴みみたいなの手にはめて。
こするんだ。
イタタタタ!
そこ痛い痛い!
あー、そこくすぐったい!いやいや!
そこは普通にくすぐったいだろ!
痛い痛い!
同じ所何回こするんだよ!
痛い痛い!
そこおちんちん!
おちんちんもコスルのかよ!
すごいなこのおっさん!
素手で人の触るかね!
丁寧にどかして!

反対?
痛い痛い!
ペっ!アカが口に入ったぞ!ペッ!

くすぐったいくすぐったい!ハハハハハ!

痛い痛い!
何回同じ所こするんだよ!
忙しいな!
「痛さ」と「くすぐったさ」にここ数分は忙しいな!
痛い痛い!

そんなにこすって!
お前もしも俺がベンツだったら車体が傷だらけだぞ!
痛い痛い!

あれ?
どこいくんだよ。
あれ?
どっかいっちゃったよ。

おーい。
何か取ってくるのかな?
来た来た。
ん?
手拭い?
おでこに巻いて?

ハチマキかーーい!

「いよいよ本気モードです。」じゃないよ!

韓国式アカスリ。
お湯かけて。
こすってこすって。
体を右左、
こすって。
背中。
スクラブして。
マッサージして。
流して。
トリートメント塗って。
終了。

うわ。水が弾くなぁー!
すごいな。
ガラコ塗ったみたいだ。

いやー。気持ちよかったー。
もうそろそろ20時だ。

そういえば早朝コンビニで知り合った韓国女子と待ち合わせてたっけ。

本当に来るのかな。

僕はリュックを背負うとナンデムンのとあるデパートに向かう事にする。

普通飲食店のユニフォームといったらその店のコンセプトに合わせて、お互いの士気を高めるものだったりする。

ここのシュウマイのお店。
従業員10人ぐらいいるけどみんなこのTシャツ着ている。

この店の正式な「ユニフォーム」なのだろう。

韓国の店員
韓国の店員

写真を撮ってたら周りの韓国の方々に
「何この日本人。どこがそんなに珍しいの?」
みたいな顔される。

明洞(ミョンドン)に射撃場がある。

そこの射撃場は沢山のピストルから自分が使うものを選び実弾を発砲できる。

日本円で3000円程。

当たり前だが僕は拳銃を持ったことはないし、撃ったこともない、日本にいたらまず体験できない事だ。

ただ僕がどうにも今一歩踏み出せない理由はこの看板のせいである。

明洞にある射撃場
明洞にある射撃場

これは僕の性分なのだが、これが店頭にあって「じゃぁ体験しよう」とはならない。
外国から韓国に来てどうもまんまと「ハマった」感じがして嫌だ。

こういうのが押し付けがましい看板が韓国には多い。
これをやらなきゃ韓国に来た意味がない!
これ日本人みんなやってる!
みたいなの。

こちらの「ナンタ」もそうだ。

どうしても見せようとするナンタ
どうしても見せようとするナンタ

まな板の上で野菜をダイナミックかつリズミカルに切る芸術舞台。

これを見なきゃ損する!みたいにガイドブックに載っている。

こーゆうのはどうも。

僕は射撃場が「もうちょっとさりげなく存在していたら体験しやすかったのになぁ」
と思いながらその場を後にした。

ミョンドンは昨晩着いた時とは打って変わって人々でごったがえしている。

明洞の入り口
明洞の入り口

これ。
コンビニで見かけた本。

韓国のクロスワード表紙
韓国のクロスワード表紙

この女性の感じ。
妖艶で。
明らかにエロ本だと思い開いてみる。

韓国のクロスワード
韓国のクロスワード

クロスワードかーーい。

まんまと引っ掛かったわ。
それにしても韓国の男性は本当に性の処理はどうしてるのか疑問だ。

風俗も見当たらないし
エロ本もないし
レンタルビデオも見ていない。
どうなっているのだろう。
今度聞いてみよう。

「ここら辺に銭湯ないかなぁ?」
歩き続けて汗もそうだし、ちょっとリフレッシュしたい。

昨晩から今、夕方までずっと歩き続けている。

ミョンドンをナンデムンの方へ歩きながら尋ねる。

普通日本の衣料品店はお客さんが来たら「いらっしゃいませ〜。」
とすぐ気付くものだが
韓国は違う。

韓国の店員はすぐ座ってテレビを見る
韓国の店員はすぐ座ってテレビを見る

韓流ドラマに夢中でここまで僕(お客さん)が来ても気付かない。

写真の音でやっと
「あら」みたいに振り返る。

でも接客する気はない。

僕を確認してもまだ見続ける主婦に僕が普通を装い「ドラマ?」と聞くと
「そうそう」と言ってまた見入っちゃってる。

あ、お店の人ドラマ見てるのか。
邪魔しちゃ悪い。
帰ろ。帰ろ。

って
わしゃ客やぞーーっ。

韓国人は本当にドラマが好きなのかもしれない。

「ここら辺に銭湯ありませんか?」

僕は言われた方向に足を進める。

これから南大門(ナンデムン)の方に向かおうと思う。

韓国で見つけた落書き
韓国で見つけた落書き

これはなんて書いてあるのだろう。

帰ったら聞いてみよう。

「38度線」には行けないらしい。

軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)はソウルから北に60キロの所にある。
そこは個人で行くことはできないらしく「板門店ツアー」に入る事が条件だという。
そのツアーは日曜日、月曜日は休み。
土曜は午前中受付のみ。

今日は(土)でもう終了してしまった。

僕は月曜日の深夜にインチョン国際空港に行かなくてはならない。
火曜日の朝帰国する。

38度線には行けない。

多分韓国はまた来ることになると思う。
その時の為にとっておこう。

あんまり詰め込み過ぎてもよくない。

気楽にいこう。

明洞(ミョンドン)に旅の窓口「KIS」というツアー会社がある。

明洞にある旅の窓口KIS
明洞にある旅の窓口KIS

「何かヒントがもらえるかもしれない」

軽い気持ちで入ってみる。

先ほどの「今日のツアーは終わった。」という事実をここで働く日本人女性から聞かされる。

「一年間の留学経験があって今ワーキングホリデーでこちらに来て2ヶ月目なんですよ。
就労ビザがおりたらここに働こうかと思っているんですよ。」

こうやって日本語で話しているのが変な感じに思える。

その人は「マッサージはどうですか?」と提案してきた。
僕は急に足の疲れを取りたいという気分になる。

いろいろな韓国人がいる。
東方神起のような今風の顔した若者。
パクチソンのような「いかにも」というような顔。

こう見てみると二重の人があまりいない。

今朝3時頃来た時はひとっこ一人いなかったミョンドンは
この時間混んでいる。

気をつけなくてはぶつかってしまう程だ。

韓国式足マッサージはビルの2階にあった。

入り口には日本の芸能人が来たみたいなパネルが掛かっている。

こちらがメニューらしい。

韓流足風呂の入りかがガイド
韓流足風呂の入りかがガイド

35000ウォン。約3000円。

日本語が堪能な女性が「お待ちしていました。」と案内する。

「こちらに着替えてください。」とハーフパンツとシャツを渡される。

「どうぞどうぞこちらへ」

なんか細かい泡が両サイドから出てきて緑に光ってるけど。

韓流足風呂
韓流足風呂

銭湯の泡風呂の方が気持ちいい。

別室に通されてなんか足に巻かれた。

韓流マッサージ
韓流マッサージ

男の人が来てオイルを塗って僕の膝から下の足を揉む。

なんか揉み方がいやらしい。
笑いをこらえるのに必死。
足の裏を触られたら誰でもくすぐったい。

僕の我慢している表情を
「痛いのを我慢している」と思ったのか男が
「痛いですか?」と聞いてくる。

いやいや、
くすぐったいだけ。

男は足の裏を親指の甲でぐりぐりやる。

僕は笑いをこらえるの必死。

「痛いですか?」

ぐりぐりやる男。

いやいやそこは止めて!
くすぐったいよ!

くすぐったい俺。

「痛いですか?」

ちょちょちょ止めて止めて!くすぐったい!

ぐりぐり。

「痛いですか?」

うるさいな!痛くしろよ!

全く気持ちよくない!

こんなんならタンスの角に小指ぶつけた方が気持ちいいわ!

マッサージの最後、
全然痛そうにしなかったからか、
足を平手でパーンと叩かれた。

このグループは有名なのだろうか?
帰ったら聞いてみよう。

このときはまだ知らなかった少女時代
このときはまだ知らなかった少女時代

韓国の地下鉄事情は日本より発達している。
その象徴的なものがこちらのタッチパネル式案内板だ。

韓国の新技術
韓国の新技術

写真はぼやけているが。

人より大きいタッチパネルがiPhoneのそれのようにタッチすると拡大になったりページがめくれたりする。
こういうのが各駅に置いてある。

ここら辺に関して僕は日本が一番進んでいると勝手に思っていたがどうやら違うみたいだ。

新村(シンチョン)から梨大(イデ)は歩いて10分ぐらい。
雑貨屋さんや洋服屋さんが立ち並ぶ細い道は「竹下通り」を思い出させる。

梨大(イデ)は大学生達や若者でごったがえしていてお店も外資系?といったらいいのかスターバックスや31アイスクリーム、ミニストップなど見慣れたお店が多い。

プルコギバーガー
プルコギバーガー

僕はロッテリアで韓国ならではの「プルコギバーガー」を食べながら
「あ。あんなところにクッションが置いてある。」とファーストフードとしては珍しい光景にカメラを向ける。

韓国のロッテリア
韓国のロッテリア

韓国の人はこうやって「写メ」を撮っていても気付かない。
「チロリロリン」の音に振り向いたりしない。

携帯にカメラがついているのは日本では常識だが、
こちらではそうではないのかもしれない。

韓国を歩いているとこのように何の看板か、何のお店か分からない事がよくある。

そのような場合は「〜っぽい」で判断する。

韓国の看板
韓国の看板

こちらは「何か資産運用の話かな。」とか

韓国のお店何やさんか分からない
韓国のお店何やさんか分からない

これは携帯ショップかな?」とか

日本のそれに照らし合わせて汲みとる。

韓国のアイスクリーム
韓国のアイスクリーム

僕は混んでいるアイスクリーム屋に入るとガイドブックを開き「明洞」に戻る決意をする。

なんて書いてあるのだろう。
全く読めない。

ハングル文字
ハングル文字

あとで日本に帰ったら韓国の人に聞いてみよう。

ちょっと駅前から離れると「もうここには外国人は来ないでしょ」という気持ちなのか途端にハングル文字一色になる。

ここは韓国だからいいのだが
僕はこの様なハングル文字の多い所に「この先もここは変わらないんじゃないか」と思うと同時に
外国に染まらない強い愛国心を感じる。

ハングル文字
ハングル文字

新村(シンチョン)に行けばリーズナブルで美味しい物が食べれると聞いて来た。
まだ朝9時でお店はどこも開いていない。

先程パジョン(チヂミ)の屋台でおばあさんを先に譲っている学生を見た。

儒教は年上を敬う教えなのでこうした風景をよくみる。

僕はサムゲタンの美味しいお店を探すことにした。

サムゲタンとは
鶏のお腹の中に高麗人参、もち米、漢方材と木の実を詰め込んで煮込んで作ったスープ。
日本では丑の日にうなぎを食べるが、
韓国では「三伏」といってその日から3日間のうちにサムゲタンを食べる習慣があるらしい。
夏場「サムゲタンを食べて体力つけて頑張って夏を乗りきろう」らしい。
今日がその日のようで店頭に「三伏」の暖簾が掛けられているお店を多く見掛ける。

僕は今までサムゲタンというものを聞いたことも見たこともなかったが、
ある人が「韓国に行ったらサムゲタンを食べなきゃ」というので食べてみたいと思っていた。

新村(シンチョン)駅前に戻り西江路(ソガンロ?)という大通りを延世大学の方に歩く。

あ。マクドナルドだ。

韓国に来ると何か違和感を感じる。
それは国が違うからそうなんだけど、
そういうのじゃなくて
「微妙に違う」という違和感だ。
僕はあくまで日本人なので日本が主流で韓国が亜流という視点での「微妙に違う」だが、

例えばこのマクドナルドの看板。

韓国のマクドナルド
韓国のマクドナルド

何で2回いうねん!と大阪の方なら突っ込みそうだ。
日本も2回いってる看板があるのだろうか。

これはマクドナルドが配達をしているらしくそのジャイロ。

韓国の宅配マクドナルド
韓国の宅配マクドナルド

あくまで予想だけども韓国は「儒教の国」「家族大事の国」

マクドナルドを家族みんなで囲んで食べたい!というのがあるのだろう。

それか日本のようになんでもかんでも
「駅前にはマクドナルド」みたいな国ではなく、
郊外にはファーストフードがないのかもしれない。

ちょっとした違和感。

なんとなくドコモショップにデザインが似てる。

韓国にあるDocomoのような看板
韓国にあるDocomoのような看板

でもよーく見たら
「ダイソー。」
入ったら100円ショップ。
似て非なるなんとなく違和感を感じる国だ。

もう結構歩いたのでここのお店に入ることにした。

韓国の大衆食堂
韓国の大衆食堂

そして結果からいうと僕は「サムゲタン」を食べたかったのに間違えて「ソルロンタン」をオーダーしてしまった。

ソルロンタンは牛の骨を煮込んだスープ。
具はない。

「鶏まるごと」は入っていない。

間違えている事を知らない僕は「あれ?あれ?」
と必死に金属の箸でかき混ぜて鶏を探す。

ソルロンタン
ソルロンタン

「あ。なーんだ。後から店員が鶏だけ持ってきて入れてくれるんだ。」
と思いスープだけ飲んでおく。

僕は「まだかな?」と店員を見る。

店員も僕を見る。

僕は「ん?まだかな?」と店員を見る。

店員も「ん?なに?」と見る。

来るはずのない鶏をひたすら待っている僕は「あまりせかしちゃいけない」と思いながらスープをゆっくり飲む。

オーダーも運ぶ物もない店員は余裕で突っ立っている。

僕は「いやいやキッチンの方見てろよ。俺の鶏ちゃんが出てくるだろ。」と見る。

余裕の店員は「ん?」と僕を見る。

それを4往復ぐらいした。

来ない鶏をひたすら待つ心境。

約束もしていないのに花束を持ってひたすら意中の人を待っているようなものだ。

「あれ?俺スープ飲み干しちゃうよ?」

いよいよスープがなくなりそうなその時

それまで突っ立っていた店員さんキッチンの方に入っていった。

「来た!」
やっと俺の鶏ちゃんが運ばれてくる。
いやー、待たせやがってー。
来た来た。
そうそう。こっちこっち。じゃぁここに置いてもらって・・・。

すみませんねぇ。
狭い所でって。

おーーと!そっちの客のかーーい!

違う席に運ばれた。
俺の鶏ちゃん。

あれだ・・・。僕が欲しかったもの・・・。

最初からヒタヒタに鶏が入ってるじゃん。

「あれ・・・俺今何を食べているの!?」

この後
目の前の「薄味の変なスープ」の味を濃くしようと塩を入れ過ぎた僕は「しょっぱっ!」となり食べれなくなる。

さっき買ったイチゴジュースといいキュウイジュースといい、
韓国では珍しいジュースが置いてある。

日本で定番のジュースと言えばオレンジジュースやリンゴジュースだ。

リンゴが青森、
みかんが愛媛のように
韓国ではイチゴやスイカ、キュウイ、イチジク、ザクロ、などが大量に採れる産地があるのだろう。

こちらではそれらの果物が日本で買うより圧倒的に安い。

「ジュース」一つ取ってもお国柄が出る。

そういえばインドの代表的なフルーツジュースは「マンゴージュース」だった。
日本で高価な「マンゴー」が20円で買えたのは大量に採れるからだろう。

その国で大量に採れる果物はその国のジュースになるのだろう。

今僕は新村(シンチョン)に降り立ち、
学生が歩く方向について行き、
コンビニに着いた。

コンビニの前で食べるのがコリアンスタイル
コンビニの前で食べるのがコリアンスタイル

テラス席に座ってコリアンスタイル。

後ろの席では学生がノートを広げて勉強したりしている。

朝7時頃韓国の新村(シンチョン)は確かに学生が多い。
皆足早にどこかに向かう。
サラリーマンというのは働く日本人にだけ付けられた造語だろうか。

ソウルではスーツ姿の人を見ない。
金曜日の朝、
日本のローカル線や地下鉄はスーツ姿でごった返す。
満員電車に駅員が人を押し込む様は「デスイズ日本」だと聞いた事がある。

ここではスーツ姿の中年おじさんを見掛けない。

場所が場所ならいるのだろうか。

新村(シンチョン)には大きな建物やデパートがない。

今僕はシンチョンが余り観光客の心を踊らす場所でない事を知った。

竜山(ヨンサン)のような危なっかしさはないし、
明洞(ミョンドン)のような繁華街ではない。

南大門(ナンデムン)のような雑多さはない。

僕は今このファミリーマートでまた珍しいアイスと「T-money」(Suicaのような物)を買いのんびりしてる。

韓国の風景
韓国の風景

韓国と日本のコンビニは明らかに違う。

韓国のコンビニには雑誌が置いていない。
漫画本も置いていない。
なので立ち読みする風景がない。
韓国の人はエロ本をどこで買うのだろう。

あと驚かされるのは弁当やパンなどの少なさだ。

写真を見てもらいたいが本当にこれだけしか置いていない。

韓国のコンビニ
韓国のコンビニ

カップラーメンの種類もない。
僕は多分こういうことだろうと思う。

韓国は儒教の国で家族を大事にする。

夜は家族と食卓を囲むのだろう。
一人コンビニ弁当を買って部屋で食べるという習慣はないのではないか。

それを証明するように街には韓国料理で溢れ返っている。
店内はテーブル席が多い。とにかく皆で「囲む」事が好きみたいだ。

なので一人で食べるような食育は習慣にない。

「屋台」はあるがオリジンやほっともっとのような弁当屋はあまりみない。

多分韓国の人にとってコンビニ食は「非常時」なのではないか。

僕はわざと不味そうに作られているような韓国のコンビニ弁当を「宇宙食」を見るような印象を受けた。

コンビニの店員さんは「アニョハセヨ〜。」を多用する。
僕はアニョハセヨの使い方は「こんにちは」という意味で挨拶言葉だと思っていた。
色々使えるみたいだ。

「いらっしゃいませ。」と同じ意味で「アニョハセヨ」

「ありがとうございました。」の意味で「アニョハセヨー。」だ。

とにかくアニョハセヨを使い過ぎだ。

ちょっと休んだしあっちの方行ってみよう。

韓国の風景
韓国の風景

韓国のスイカは長細い。

韓国のスイカ
韓国のスイカ

わお。
これは本物だろうか。

韓国の風景
韓国の風景

大量の唐辛子。

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日本ではお目に掛かれない一本一本が太い唐辛子だ。

お肉屋さんだ。
このピンクに光るショーウィンドーのお肉な感じ。

韓国の風景
韓国の風景

僕は竜山(ヨンサン)の置屋街を思い出した。

韓国置屋の女性
韓国置屋の女性