朝の冷たい風邪とビビンバとキュウイジュースとあとあれ。

あれだ。
パクチソンのアイスキャンディーでお腹が痛い。

確かに「胃」の気持ちになってみたら分かる。
朝5時にビビンバが来て、キュウイが来て
さらに上から
パクチソンのアイスが降ってきたら

胃もその食い合わせの悪さに剣を手に取り立ち上がるしかない。

この暴挙をお腹ピーピーさせて訴えるしかない。

これはまずい。

韓国のコンビニにはトイレがない。
韓国1日目⑨

あ。ダースだ。

とりあえずそこら辺のビルに入って管理人さんに貸してくれないかと頼む。

英語が通じないのでジェスチャーで「お腹が痛い」をやる。
「まだ朝早くて鍵がない。
鍵がないとエレベーターは動かない。
エレベーター動かないとトイレに行けない。」
みたいな事を言っている。
ちょっとした路地に入って話込んでいるおっさんがいる。

僕はリュックからガイドブックを取りだし「韓国語」で頼もうとした。

最後の方のページを捲って僕はおっさんに
「アニョハセヨ。
ファジャンシリ、オディジョ?」と恐る恐る伝えると「オー!ファジンシリ!」
と笑い出すと
さぁこっちへこい!
リュック置いて!
早く早く!
と促された。

おっさんが今話していた第二のおっさんに
「こいつがうんこしたくて俺に助けを・・・」
みたいに断りを入れてその場を離れる。

僕はリュック大丈夫かなと思いながらもトイレに駆け込んだ。
韓国1日目⑨

このトイレの便座なのだが、
スポンジにフェイクレザーで作られていて座り心地が気持ち悪い。

お尻がベタっとついて、
ペリペリと離れる。

「カムサムニダー。」を初めて使って別れる。

これに懲りずにすぐイチゴジュース買ってやった。
韓国1日目⑨

地下鉄2号線「乙支路3街」駅(なんて読むか分からない)から新村(シンチョン)に向かう。

韓国1日目⑨

こんな所に細長い「売店」がある。

韓国っぽい。

シンチョンには外国人大学があって日本人が多いと聞いた。
また韓国料理をリーズナブルに食べられるという。

韓国ソウルの地下鉄事情には驚かされる。

とにかく新しくて綺麗だ。
2002年日韓W杯に際して整備されたと聞いた事があるがこれほどまでとは思わなかった。

これは地下鉄駅構内の柱。韓国1日目⑨

韓国の液晶ディスプレイの技術がいかに発展しているかが分かる。

ポスターみたいに柱に巻いている。
写真だと分からないが映像がくるくる回っている。

「薄さ」という意味では韓国の液晶パネルは日本より高い技術を持っているかもしれない。

これは切符売り場。
韓国1日目⑨

まず何語でガイダンスを受けるかをタッチパネルで選択する。
日本の切符売り場ではどうなっているのだろう。
僕は普段バイク移動なので最近の切符売り場を知らないが
もし変わっていないなら韓国の方が国際化、外国人受け入れが進んでいると思う。

韓国の地下鉄切符は2009年5月以降
紙からプラスチック製に変わったという。

こちらが1回限りの切符。韓国1日目⑨

これとは別に日本のSuicaやICOCAような類いの「T-money」というカードが韓国にはある。

それは地下鉄とバスに使えるカードで料金をチャージして使う。
日本のSuicaはデポジットで500円掛かり駅構内で購入できるが
韓国ではコンビニで売られていて2500W(ウォン)。
200円で購入できる。
韓国1日目⑨

ホームに降りると韓国の地下鉄の安全性や利便性が分かる。

写真のように線路側とホーム側は全て何か頑丈な物で仕切られている。

日本のメトロは路線が色分けされている。
韓国も色分けされているのだがさらに駅ごとに番号がふってあって
「今84番の駅から来たから次は85番だな」と観光客にも分かりやすい。

外国人は駅名とその地図上の位置に馴染みがない。
また同じような名前に見える。

日本に来た外国人は
今原宿にいて渋谷が原宿より上りにあるのか下りにあるのかどっちが代々木なのか一瞬迷うのだろう。
おまけに漢字が読めない。
番号がふってあると駅番号の84と電車が指し示す84の方向に乗ればいいわけで
頭に入れる情報がシンプルになり分かりやすい。

僕はこの地下鉄の「国際化」にかなり助かった。

韓国1日目⑨

新村(シンチョン)に着いた。
どっちがどっちだ。